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アーム幅調整シム(スペーサー)の取付は左右均等のバランスが大事です

2018年8月21日
皆様はシム(スペーサー)はよくご使用されますでしょうか?

このシムは各種アタッチメントやバケットの取付の際に余分な隙間を埋める為(ガタつき防止)によく使用されます。
アタッチメントやバケツ本体は重心のバランスを考えて作られているため、このバランスが左右に偏ってしまうとバックホウ本体に少なからず影響が及びます。

シムの取付は左右均等が原則です。
<重心バランスが崩れた取付例>

<重心バランスが整った取付例>


調整幅が偶数の場合には左右均等の取付が容易に行えますが、調整幅が奇数の場合は簡単にはいきません。
そのような時には、シムの厚さの薄いものも使用するなど、極力影響が最小限に収まるようにしていく必要があります。

1mmのシムは人の手のひらでは非常に軽く感じるものですが、機械というのは見た目の大きさに反して繊細なものでもあります。
1mmの違いがすぐに機械故障に直結する訳ではありませんが、重心のバランスを中心に整えることにより機械本来のパフォーマンスに影響するため非常に大切なことです。

もし現在ご使用の機械にシムが取り付けされておりましたら、バランスが偏っていないか確認してみてはいかがでしょうか。

なお、シムの交換や新たに取付されたい場合には弊社にて各サイズのシムを取り扱っておりますのでお気軽にご用命くださいませ。