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千葉県12月開催の房総半島横断2018トレイル66.7㎞ ラストは鋸山の絶景に感激

2018年12月23日
房総半島横断66.70kmを7時間30分で完走に挑戦

〜coast to coast〜房総半島横断2018トレイルに参戦

◉〜coast to coast〜房総半島横断2018 大会概要
距離 66.70km、累積標高 D+2,760m、制限時間 13時間(12/16日(日)6:00スタート/19:00ゴール)

今回はスタート地点とゴール地点が70㎞離れており、アクセスなどを考えた結果初めて主催者側が用意しているツアーパック(金谷パック)を利用することにした。
このパックはゴール地点での前日の宿泊、前日エントリー、夕食バイキング、スタート地点までのバス送迎が含まれているもので13,000円であったが、宿泊場所はJR浜金谷駅より徒歩10分と近く、前日受付の会場(夕食バイキング会場と同じ)、送迎バス乗り場、ゴール地点が宿泊場所から徒歩10分圏内でとてもアクセスが良く、宿泊宿の環境や夕食バイキングも美味しく、不安なくスタート地点まで行くことができた。

JR東日本 浜金谷駅
便数は基本1時間に1本


JR東日本 浜金谷駅から見る鋸山


宿泊 金谷ステーション
別途料金で個室も選べましたが、相部屋でいろいろな人との交流の楽しみもあったので相部屋としましたが、結果よかったですね。


前日受付・夕食会場


夕食バイキング
コース説明や冒険家の興味深いトークもあり、楽しい時間を過ごしました。


ゴール地点 金谷港フェリーターミナル付近の様子


午前3時30分 スタート地点に向け送迎バスで出発
バス内では安心して仮眠を取りスタート地点へ。到着は4:45分。
スタート地点ではすぐ近くの大きなフロアーのコンビニ セブンイレブンと主催者が用意した体育館でスタンバイします。外気温は2度。海岸ともあり風がありとても寒く、短パンでの予定が急遽タイツを履くことに変更。日中は10度まで上がる予定にはなっているが、日が昇るまでに低体温症になってしまう(笑)。そんな中やはりトップクラスは短パン。とても真似できない。


スタート30分前の様子


今回の大会は7時間30分、20位内が目標であるため後半の疲れを考えるとレース中盤までは何とか10位前後に食らいつきたい。スタートから上りが続くがここは舗装道であるためトップ集団で走ることを決めていたため最前列でスタートの合図を待つ。

スタートの号砲
序盤から予定通り2番手を走る。「なんかこのパターンみちのくジャーニーラン188㎞のレース展開と一緒だなぁ」と自分自身に苦笑しながら走っている。予想に反してトップ集団は今回もペースが速い。
A1エイド12.5㎞まではスタートから標高350mを上る一辺倒だが、この先累積標高が2,760mあることなんてお構いなしでみんな走っている。「一体どこまで自分は通用するのか。」出来る限りエイドには寄らずに順位をキープするよう心掛ける。


山のレースの楽しい所はロードと違い時計を気にせず走れる点だ。道の状態や勾配が常に変化することから速度は全て自分自身の感覚を頼りにする。ロードでは1㎞当たりのラップを常にチェックしながら走り、その時点でのゴールのタイムがおおよそ計算されてしまうが、山道は道程の予測がつかないため、どんなボーナスポイントがあるのかという思いで走る。ワクワク度が高い。



A1エイドでトイレに行き、水を補給しすぐにレースに戻る。
上位集団のザックの大きさを見る限り、荷物はかなり少ない。懐中電灯や上下のカッパなど持って来なければまだ身軽に走れたのになと時折思う。一番の選択ミスはシューズだった。とにかく速く走りたい一心で普段履き慣れたロード用の靴(ペガサスターボ)を選択した。これは大きな賭けでもあったが、岩場やプラスチックの擬木の階段が多く、グリップが利かずにかなり滑る。まぁこのレースの前には1度しか山を走った経験が無いのだから無理はない。レース中はどんな些細なことでも絶対にマイナスの思考は持たないと決めている。とにかくプラス思考で走る。
「このレースが終われば、また経験値が増えている。苦しむ大きさに比例してゴールでは成長した自分に会える。」


25km地点のA2、35km地点のA3までは水の補給だけに留め先を急ぐ、途中トイレにも行ったために順位はよくわからなくなっている。ここにくるまでに10人ちょっとに抜かされたが、5〜6人の中で抜かし抜かれつのレース展開のためそれ以上の順位は落としていないはずだ。何とかこれ以上順位を落とさない様にと気合を入れるが自分は下りが格段に弱い。上りで追いつき追い越し、下りであっという間に抜かされかなりの差ができてしまう。彼らはどんな足場であろうが躊躇なく駆け下りて行くが、自分にはそれができない。中盤以降は急登が多い分、下りも多くそのたびに少しずつ順位を落として行く。悔しくて仕方ない。


この大会は解りずらい道の分岐点には必ずといっていいほどスタッフが誘導してくれ、ついでに声援もしてくれる。エイドの人達も笑顔で迎えてくれる。感謝の思いで、朗らかな気持ちにさせてくれ常に笑顔で走り続けることができる。走っていて本当に気持ちがいい。


49km地点のA4、59.5km地点のA5エイドでパンやバナナの補給をして最後の見どころ鋸山へ。外国人に聞いた次に行きたい日本の観光地ランキングで高尾山に続き第2位に選ばれるだけあって本当に神秘的な場所。レースのクライマックスにここを走ることができ感激。


レースで一番の鋸山の急登から頂上へ着くと、レース最大の急下り。ここで抜きつ抜かれつでいた2人に先を越され、最後はロードを5kmほど気持ち良く走りゴール。


まだ余力があったのであともう少し、下りの無いコースを走りたいと思いながらも満足の行くレースでした。
運営スタッフやそれに携わるボランティアの皆様、沿道で応援をして頂いた方々に心から感謝致します。
最高の旅をありがとうございました。
今度は観光で訪れてみたいと思います。

【記録】
7時間37分07秒
総合 22位
年代別40代 10位


■出走・完走率
男子 666名 84.1%
女子 100名 74.0%


ゴール時間は13時40分で、ゴール後すぐに近くの食堂で昼食。名物のラーメンとアジフライが最高でした。



【今後】
今回は来年9月に予定しているスパルタスロン250㎞レースに向けての経験として参戦しましたが、来年秋以降にもう少し力を入れてトレイルをやってみようと思います。