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BCNR33 RB26DETTのカム交換に伴うシム調整!

2017年9月29日
BCNR33 RB26DETTのカム交換に伴うシム調整です。



今回、交換するカムシャフトはTOMEIポンカム/type-A(EX/252度9.15リフト IN/260度2.15リフト)

「ポンカムだから純正のカムシャフトと入れ変えるだけでいいんじゃないの?」とゆう質問をよく受けます。確かにポンカムは「ポン付けカム」の略で純正に近いカムシャフトですから入れ変えてもエンジンは始動するし走ることもできます。

でもバルブクリアランスが指定数値にしっかり合っていないのが現実です。

バルブクリアランスが指定数値にしっかり合っていないと、エンジンが「ガチャガチャ」と異音を発したり、せっかくカムを交換したのにパワーがでていなかったり、最悪はエンジン不調になったりします。

以上の理由で当店では「ポンカム交換」であっても、バルブクリアランンスを指定数値に合わせる「シム調整」をオススメしています。

RB26のシムはインナーシムでバルブリフターの下に入っています。


このシムの厚みを調整(入れ替え交換)してバルブクリアランスを指定数値に合わせます。

クリアランスの測定には「シックネスゲージ(シックネックスゲージ)」を使用します。




測定値をもとに計算し、たくさんある厚みの違うシムの中からクリアランス指定数値に合ったシムを選んでいきます。(寸法不足分は注文します)


シムの厚さ測定はシビアなので、一定の室温のもとでマイクロメーターを使用して行います。


マイクロメーターの1000分1mm単位(寸法)に近づけるために、手作業で地道に削ったりもします。


RB26の場合は24バルブエンジンなので、24個のシムの測定と入れかえを一つ一つ時間をかけて作業します。

この微妙な作業を行うことで、カム交換本来のパワーアップを演出できるんです。