トランスポーター・キャンピングカー専門店 トヨタハイエース オグショー北海道代理店

バネレート比較 3型ハイエース純正リーフvsコンフォートリーフ

2014年9月18日

200系ハイエースバンの道路の段差等の嫌な突き上げの乗り心地の悪さを改善する為に開発された、ハイエース乗り心地改善の必需「1BOXNETWORK コンフォートリーフ シリーズ」
ハイエース純正リーフとコンフォートリーフのバネレートを比較したデーターをご紹介します。
>>バネレート(スプリングレート・バネ定数)とは?

3型ハイエース純正リーフ比較

上記グラフ
・黒線 3型ハイエースS-GL純正リーフ
・紫線 3型グランドキャビン純正リーフ
・緑線 コンフォートリーフTYPEⅠ
・赤線 コンフォートリーフTYPEⅡ
・青線 コンフォートリーフTYPEⅢ
上記5種類のバネレートを計測したグラフになります。
コンフォートリーフTYPEⅠはグランドキャビン純正リーフに近づけ、TYPEⅡはS-GL純正リーフとグランドキャビン純正リーフの中間にし、TYPEⅢは高荷重に耐えるバネレートに設定しています。


バネレートグラフで注目するべきポイントが、赤囲みの急激に折れ曲がっている部分(・黒線 S-GL純正リーフ)が、ヘルパーリーフが効きはじめる部分になります。


ある一定の負荷がかかりストロークの過程に「急激にバネレートが高くなる=急激に乗り心地が悪くなる」ということになります。
コンフォートリーフは急激なバネレート変化を及ぼすヘルパーリーフを無くし、なおかつ耐荷重を保ったリーフスプリングです。


「3型ハイエース純正リーフvsコンフォートリーフ バネレートグラフ」に記載されたコンフォートリーフの正比例したバネレート数値は計測器で測った机上の話で、実際に車輌に取付けた場合は荷重と縮む長さは正比例では有りません。
ワンボックスネットワークでは、ハイエース純正リーフスプリング各グレードのバネレートデーターを計測し、それを基に何十種類のテストリーフを製作し、実際に車両に取付て、ボディサイズ、路面環境、積載重量等を幾度も変更し、数多くの走行テストを繰り返しセッティングを出しています。
一枚一枚各リーフ(板バネ)の厚みや長さを変更するすることで、緩やかにバネレートが高まっていくセッティングになっています。

だからといって純正リーフが一概にダメと言うわけではなく、ビジネスユーザー等の重積載状態であればヘルパーリーフが最初から効いている状態になり、急激なバネレートの変化も無く、ハイエース純正特有の「跳ね」も抑え込まれます。
しかし、パーソナールユーザーやトランスポーターとして使用する場合は軽積載状態で走行する時間が大部分を占める方が多いと思います。
バネレート数値が高いということは、リーフスプリングを縮めるのに必要な力(荷重kg)も大きくなりますが、それに比例して伸びる力も大きくなるので、突き上げの大きな原因になります。
車輌架装の重量や積載重量を考えてリーフスプリングバネレートの選択をお勧めします。

車輌架装の重量や積載重量と照らし合わせながらベストなリーフバネレートを選択出来るように3種類のバネレートを用意しています。

TYPEⅠ
ハイエース標準ボディ、ワイドミドルにお勧め。後後軸重 700kg 前後
TYPEⅠは、乗り心地に優れたハイエースワゴン用のバネレートを基に、若干バネレートを高めることで、積載性能を確保しています。
標準ボディ、ワイドボディミドルルーフで、主に荷室には何も積載しない車輌、ベッドキット程度を取付けてリアの後後軸重が比較的軽い車輌に適合する、乗り心地重視のリーフスプリングです。

TYPEⅡ
ハイエーススーパーロング、スーパーロング軽架装車、ワイドミドル架装車にお勧め。
後後軸重 900kg 前後
TYPEⅡは、ワイドボディミドルルーフやスーパーロングボディで、内装架装車輌、キャンピングカー、ビジネス用車輌など、ノーマルと比べ荷室が重い車輌に適合したリーフスプリングです。
ハイエースワゴン純正リーフとハイエースバン(貨物)純正リーフの中間に設定し、TYPEⅠから耐荷重135kgアップをして開発されています。

TYPEⅢ
ハイエーススーパーロング重架装車にお勧め。
後後軸重 1000kg 前後
TYPEⅢは、板バネを1枚増やして5枚(厳密に言うと一番下の板バネを伸ばし、強化しています)とすることで、さらに高荷重に耐える設定としました。
しかし、ただたんにバネレートを高く(硬く)した訳ではなく、5枚の板バネから構成されるリーフ各1枚それぞれの絶妙なセットアップにより、乗り心地を損なわない設計が施されています。

上記内容はあくまでも目安的数値ですので、車輌架装の重量や積載重量を考え、使用用途からベストなコンフォートリーフを選択するには専門的アドバイスが受けられる全国各地のワンボックスネットワーク協同組合加盟店へ相談して下さい。

>>200系ハイエース 1BOXNETWORK コンフォートリーフ


ワンボックスネットワーク協同組合