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後塗りシルバー塗装されたRAYS TE37をオールポリッシュ仕様へ加工

2014年8月26日
RAYS TE37の16インチホイールです。

レイズ純正のブロンズアルマイトに上塗りで表面だけシルバーへウレタン塗装されており、今回これをオールポリッシュ仕様へ加工ご希望で滋賀県よりご依頼いただきました。

ホイールのディスクや1P(1ピース)ホイールの丸ごとポリッシュ加工は、バレル研磨という加工になります。




後塗りされたシルバーを塗装剥離、元々のブロンズアルマイトも剥離、ブラスト研磨後にアクションツールでのハンド研磨、回転研磨で素地の砂目を平滑に削り落とすとともに、バレル粗研磨前の下地研磨を行います。

ポリッシュ仕上げは、この下地研磨の作業が最後の仕上がりにそのまま影響しますので、この段階の作業が最も重要で、全体作業時間の多くを占めます。


入念な下地研磨完了後に、バレル粗研磨へ投入します。



バレル粗研磨後に、満を持してバレル仕上げ研磨へ投入します。

最初の下地研磨の作業が完璧に施されていれば、各工程1発でここまで光ります。

鍛造ホイールは金属密度が高いので、良く光ります。









塗装を剥離していきなりバレル研磨機にかけて綺麗なポリッシュになるわけではありません。

バレル研磨機にかける前の手作業による下研磨が再重要で、作業全体の8割方は手作業による部分が大きいです。

今回ベースが国産鍛造ですので輝きも良いです。

鋳造、特に古い鋳造や海外製鋳造は発色もここまでにはなりませんし、巣穴が出てきたりと、見た目も劣ります。

今回はポリッシュのそのままの表現のためクリアーレスです。

ポリッシュ後のクリアー塗装有無はご希望により選択出来ます。

クリアーと言えども塗膜分の僅かな濁りは出るので、ポリッシュの輝きを最大限に生かすにはクリアー無しが一番綺麗ですが、保護膜が無いので、徐々に酸化により白濁りはしてきます。

一方クリアー有りは保護膜になるので、酸化白濁りはしませんが、クリアー塗膜分の僅かな濁りが出たり、いずれ白錆びが出たりはします。

ポリッシュに対してのクリアー有無はどちらも一長一短ありますので、詳しくは「ホイール鏡面ポリッシュのクリアー塗装有り無しの比較/手入れ」にて参照下さい。