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AMG3Pホイール ポリッシュリムの酷い塩カル腐食でフルオーバーホール腐食除去修理

2014年10月24日
おなじみAMG 3Pです




冬に履かれていたとの事で全面に渡り腐食が酷いです




これをフルO/Hしますが、これだけ腐食が酷いと完全除去は出来ません

アウターリム、インナーリム、ディスク、ピアスボルト、センターキャップ
と各個別作業になります。

ディスクは元色剥離、ブラスト研磨、アクションツール研磨、さらにバレル粗研磨で
塗装の下地処理後、溶剤で言うサフェーサーに当たるベースコートをパウダーコート




ディスクのセンターホール周辺の腐食が酷かったので、部分的に気泡が出ます




仕上げは溶剤ウレタン塗装になりますので、気泡箇所はパテ埋め、
全体を足付け研磨します




溶剤ウレタンでシルバー塗装




インナーリムも研磨




インナーも特に内側の腐食が酷いです




インナー用シルバーのパウダーコート




アウターリムは鏡面ポリッシュ研磨




アウターリムの腐食は特に酷いので、パウダーコートですと発泡します。
だからと言って、溶剤ウレタン塗装でのクリアーでは北海道の冬には全然耐えられません。
パウダーコートのクリアーの材質を変え、焼き方法も変え、何とか発泡させることなく、
パウダーコートクリアーで対応できました。



ピアスボルト洗浄磨き、センターキャップはプラスチックなのでウレタン再塗装
組み付けして完成です














全体的には綺麗に仕上がっております
が、特に腐食の酷かったアウターリムは、腐食跡が虫食い跡のように部分的に残ります









北海道の冬道は塩カリが散布されていますので、マルチピースは不向きです。
「1ピースホイール単色丸塗りでガードする」これに点きます
今回のようにここまで腐食の浸食が酷い物は、腐食痕も残ります。
完全な状態まで復活させるには、あまり酷くならないうちに、手遅れになる前に
決断する事が必要です。

あまり腐食が酷い物にパウダーコートを使うと塗膜の発泡が起こります

ポリッシュ+クリアー仕上げタイプの腐食、白錆はこちらで参照下さい