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ロンシャン 大手術でフルO/H修理

2016年2月11日
ロンシャンですよ
ロンシャン前3

ロンシャン前4




かなり状態は悪いです・・・
ロンシャン前1

ロンシャン前2




今回は色々と問題が重なり、大手術になりました
本来スポーク表面はダイヤモンドカットですが、4本中1本にディスクに修正不能な歪みがあり、
精密3D旋盤加工であるダイヤモンドカットはそもそも出来ません・・・
また、スポーク表面の腐食を出来るだけハンド研磨で削り落とすためにはリムが邪魔になります。
そこで、本来溶接で付いているリムの溶接部分を旋盤カットして分解して作業する事にしました。

ディスクとインナーリムの状態にし、先にスポーク間のブラック塗装をします
ロンシャン剥離

ロンシャン黒

ロンシャン黒後




スポーク間のブラック塗装を済ませてから、ディスク表面をブラッシュドの要領で削りながら
出来るだけ腐食の浸食を削り落とします。
仕上げは薄くペーパー目を残し、ダイヤモンドカット近似に見えるようにします。
クリアーはパウダーコートですと、侵食痕から沸きが出ますので、ウレタンクリアーで閉じます
ロンシャン切削




アウターリムはBBFバフ仕上げ後にさらにバレル仕上げ研磨にかけて調鏡面に仕上げてあります
ロンシャンリム




侵食が酷い部分は残ります
ロンシャンリム腐食




溶接にて組み付けて完成です
上の段が再溶接痕です
ロンシャン溶接




当初のご希望はインナーはブラックでしたが、このような大手術になってため
ブラックに塗装すると溶接できなくなるため、素地の磨き仕上げに変更にしました
ロンシャン後


ロンシャン後斜め


ロンシャン後裏


ロンシャン後アップ1


ロンシャン後アップ2


ロンシャン後アップ3




ナットシート面のブッシュは新品に打ち替えました
ロンシャン後アップ4




スポーク表面もあれだけ腐食が酷かったですが、何とかほとんど除去しました
が、やはり多少は残ってしまいます
ロンシャン後アップ腐食1

ロンシャン後アップ腐食2




リムも特にフランジナット部分の侵食が酷いです
ロンシャン後アップリム腐食



かなり酷い状態でしたが、パッと見は見違えるようにはなりました。
1本のディスクに歪みがあり、全体になんとなく振れは出ます。本来はアウトと判断しますが
ホイールの価値から簡単に諦められるホイールではないので、ご了承の上の施工になりました。