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WORK エモーションM8R 倒し傷修理ついでに色変えキャンディー塗装

2018年4月15日
北海道からのご依頼です。
WORK エモーションM8R、入庫時の画像がありませんがキャンディーレッドです。表面から地面に倒してしまったようで、スポーク表面に倒し傷が付いてしまっていました。規定範囲内のタイヤサイズで組んでいれば倒れてもホイール表面は当たらずに済みますが、極引っ張りタイヤで組んでいたため、ホイール表面がまともに当たりますね。
傷はスポーク表面部分的ですが、キャンディーカラーのため部分的な補修塗装は出来ませんし、出来たとしても重ねれば重ねる程キャンデイーは濃くなるので、今回は諦めてまるっきり違うカラーへ色変え塗装する事にしました。
傷は1本だけでしたが、2本を色変えし、片側は元々のキャンディーレッド、もう片側は今回施工のキャンディーゴールドで使用する事にしました。


塗装を剥離、ブラスト研磨からバレル粗研磨で塗装のベースを整えます。
ワークは純国産製造ですが、鋳造巣穴もあるので、塗装時の沸きを回避するために事前に下焼きを行います。



今回はレアメタルゴールドを使います。
1コート目にレアメタルゴールドの本ネタをパウダーコートです。
この段階ではこれが本当に鮮やかなキャンディーゴールド?と信じ難い程微妙な色です。



このカラーの規定温度×時間で焼き付けを行い、一旦ベースを硬化させます。
するとキャンデイーゴールドとは程遠いシルバーメッキのようになります。このカラーの特性を理解していなければ使うカラーを間違ったと思ってしまいますね。



2コート目にこのカラー専用のクリアーをリコートし、専用クリアーの規定温度×時間で再度焼き付けます。



すると、クリアーとベース、焼き温度とが反応し合い、鮮やかなキャンデイーゴールドへ変色して完成します。何とも不思議ですね。









色合い的にはキャンデイーイエローと言っても良いかもしれません。
普通キャンディーを表現するには、ベースをブラッシュドやポリッシュ又はメッキ調塗装等の光輝仕上げにし、その上にベースを透かせてキャンディーカラーを上塗りします。そのため厳密に見ると濃淡のムラは少なからず出ますが、このカラーは専用ベースカラーと専用クリアーが熱反応で融合してキャンデイーへと変色する仕組みなので、濃淡のムラが出ないのが特徴です。
また、ベースをブラッシュドやポリッシュ等に加工を施す必要が無いので、比較的低コストでキャンデイーを表現する事が可能です。