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BBS RS 15インチ バレル研磨オールポリッシュ加工にカスタムリメイク

2018年6月3日
BBS RSの15インチです。
ディスクは塗膜劣化、リムは白サビと、全体的に経年での劣化はありますが、変な修理歴は無いので、リメイク/カスタムベースとしては程度良好です。今回はアウターリム、ディスクの表面全てバレル研磨でのオールポリッシュ加工でのカスタムリメイクで栃木県からの入庫です。完全3Pですので、分解して各個別で作業を進めます。



■アウターリムのポリッシュ加工です
回転研磨で腐食の除去をしながらある程度光らせてから、バフ磨きでポリッシュにまで持っていきます。普通はこれでポリッシュとして完成ですが、ここからさらにバレル研磨にかけて磨き目、バフ目、光沢ムラの無いさらなる鏡面のポリッシュにまで持っていきます。
今回に限らず、当社でのアウターリムのポリッシュ加工は特別理由が無い限り、全てこの方法でのポリッシュ加工にしています。





■アウターリムのクリアー塗装です
ポリッシュ加工後はクリアーの有無を選択して頂きます。クリアー有無選択の決め手は、『輝き重視=クリアー無』or『メンテナンス性重視=クリアー有』です。
それぞれ一長一短はありますので、鏡面ポリッシュのクリアー塗装有無の比較や手入れに関してはこちらを参照下さい。
今回はメンテナンス性重視でクリアー有を選択されましたので、クリアーはもちろんパウダーコートクリアーを使います。




■インナーリムのブラック塗装でです
インナーリムはグロスブラックにします。
回転研磨で塗装前の下地を整えてからグロスブラックをパウダーコートです。インナーリムは車に装着後はマメに洗えませんので、汚れが付き難く、汚れても目立たないグロスブラックにする事が多いです。





■ディスクのバレル研磨です
今回の目玉作業のディスクのバレル研磨です。
バレル研磨は表面天面のバレル研磨投入前の下研磨は最低限必ず施しますが、ウインドウ(メッシュ隙間)も下研磨を施す3Dバレルと、ウインドウは下研磨を施さない2Dバレルとで、金額は大きく変わります。今回はウインドウは下研磨は施さない2Dバレルを選択されました。
元の塗装を剥離し、ブラスト研磨後にエアーアクションツールにて表面天面の下研磨を行ってからバレル粗研磨に投入します。

表面天面下研磨後




バレル粗研磨後




■バレル仕上げ研磨投入
満を持してバレル仕上げ研磨へ投入します。
バレル仕上げ研磨は最後の光沢出しの目的ですので、ここに至る前までの作業がしっかり行われているかどうかが仕上がりに大きく影響を及ぼします。しっかり行われていれば、仕上げ研磨一発でここまで光ります。
センターのワッフルプレート、6角キャップも同加工で進めますが、ディスクに付けてディスクを同時の行うのではなく、プレートはプレートで、6角キャップは6角キャップで個別の専用ジグを使って行います。
ウインドウは下研磨を施さない2Dバレルですが、ウインドウ内も違和感ないレベルです。





■ディスクのクリアー塗装です
ディスクもリム同様にメンテナンス性重視でクリアー有選択ですので、同じくパウダーコートクリアー塗装です。センターの6角キャップが入るネジ穴はネジ山に塗膜が付かないように、シリコンキャップで塞ぎます。





■組み付けて完成となります。
各個別作業が完了し、組み付けをして完成となります。
ピアスボルトは基本的には洗浄再使用ですが、状態、ご希望により再メッキ加工も可能です。今回はお客様の方で程度の良いピアスをご用意していただき、それを使用しました。