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VW(フォルクスワーゲン)ゴルフ1カブリオレ純正ホイール フルオーバーホール修理

2018年10月2日
VW(フォルクスワーゲン)ゴルフ1カブリオレ純正ホイールです。
四半世紀以上昔の物ですので、それ相応に傷んでいて当たり前です。むしろ四半世紀以上前のホイールにしては、綺麗な状態で維持されていると言えるでしょう。
今回は、新品同様の状態に戻すべく、フルオーバーホールご希望で北海道より入庫です。
元々製造時は、天面は旋盤切削ポリッシュ(ダイヤモンドカット)で製造されておりますが、ダイヤモンドカット面に対してのクリアーはウレタン塗装クリアーになるため、今後の耐久性を重視し、パウダーコートクリアーが使えるブラッシュドで仕上げる事にしました。



◉塗装剥離からブラック塗装
元の塗装を剥離、サンドブラスト研磨からバレル粗研磨で塗装の下地を作ります。
最初にウインドウ(スポーク間)部分の黒を塗装しますが、鋳造ですし、古い物なので、下焼きを行ってから塗装に入ります。
鋳造や腐食がある物をそのままいきなり本番塗装&200℃で焼き付けると、鋳造巣穴や腐食箇所から沸きが発生し、塗膜に気泡や染みを作りますので、本番前に200℃×数十分で下焼きを行います。この下焼きの段階で出る物を出してしまおう、と言う理屈です。下焼きを行っても沸きが出る物も中にはありますが、下焼きを行わないよりも沸きの発生率はグッと下がります。



ブラックをパウダーコートします。



◉天面のブラッシュド加工
天面のブラックを削り落としながらブラッシュド加工をしていきます。
元々が旋盤切削なので、似た感じに細かめにします。
ブラッシュドは目の粗さはある程度任意で調節可能です。





◉クリアー塗装をします
この最終のクリアー塗装は仕上がり直結しますので、ここでも一応下焼きを行ってからクリアーを丸塗りします。



◉焼き付けて完成です







特に大きな不具合は出ずに済みましたが、極一部に薄くですが、除去し切れなかった腐食の浸食跡が残りましたが、見てもほぼ分からないレベルです。