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OZフッツーラ 18インチ リフレッシュ+リム交換(リバレル)でサイズ変更

2019年7月12日
OZフッツーラ18インチです。
リフレッシュでディスク・プレートの再塗装と、リム交換(リバレル)でサイズ変更ご希望で、愛知県よりご依頼いただきました。
元々のサイズがアウターリム2.0インチ+インナーリム7.5インチの9.5j、オフセット+20です。
これをリム交換で、フロント用9.5j+7.3、リア用10.5j+7.3に変更します。


リムは発注から入荷までに早い時でも1ヵ月程、遅ければ2ヵ月、それ以上待たされる事も良くありますので、先にリムを発注し、入荷までの間に他の作業を進めておきます。



◎ディスク・プレートのシルバー再塗装
元の塗装を剥離後にサンドブラスト研磨で下地を整えます。




1コート目にシルバーをパウダーコートです。




焼付け一旦硬化させます。




2コート目にパウダーコートクリアーをオーバーコートします。




もう一度焼き付けてディスク、プレートのシルバー完成です。




◎リムの入荷です
アウター2.5インチ、3.0インチです。



インナー7.0インチ、7.5インチです。




◎インナーリムのグレー塗装
脱脂洗浄をし、フッツーラ純正と同じくグレーをパウダーコートです。






◎アウターリムクリアー塗装
アウターリムはバフ磨きの状態で届きますが、バフ目やムラがありますんので、自社にてバレル仕上げ研磨にかけ、バフ目やムラの無い鏡面ポリッシュにしてからパウダーコートクリアー塗装です。




ポリッシュ後のクリアー有無はお好みで選択出来ます。

◆◆◆ポリッシュに対してのクリアー有り無し比較◆◆◆

【クリアー有りのメリット】
・クリアーが保護膜になるので酸化白ボケはしません。

【クリアー有りのデメリット】
・クリアーと言えども塗膜分僅かな濁りは出ます。
・塗膜と素地の間に水分が混入し、いずれは白錆びが出てきます。
 特にピアスボルトでリムを直に締め付けるタイプは、ピアスボルト周辺の白錆びが出やすい。
 白錆びは、リム/ディスク分解し、クリアー剥離からポリッシュ再磨きしなければ落ちません。


【クリアー無しのメリット】
・素地鏡面の光沢その物を表現出来ます。

【クリアー無しのデメリット】
・保護膜が無いので、徐々に酸化白ボケしてきます。
 酸化白ボケは市販の艶出剤を使い手磨きで復活しますので、定期的なメンテナンスが必要。


このようにポリッシュに対してのクリアー有り無しはどちらも一長一短あります。
常用するお車でしたらクリアー有り、イベント用車両や、限られた時にしか乗らないから輝き重視と言う事でしたらクリアー無しで鏡面の美しさを表現する、と言う事になろうかと思います。
輝き重視かメンテナンス性重視か、と言う事ですね。

ポリッシュに対してのクリアー有り無しの比較は「ホイール鏡面ポリッシュのクリア塗装有り無しの比較/手入れ」でも詳しく解説していますのでご覧ください。



◎組付けて完成です。
ピアスボルトは洗浄で綺麗なクロームにしています。








〜今回のサイズ変更〜
●元々 9.5j+20(アウターリム2.0インチ/インナーリム7.5インチ)
●変更後 フロント用 9.5j+7.3(アウターリム2.5インチ/インナーリム7.0インチ)
●変更後 リア用  10.5j+7.3(アウターリム3.0インチ/インナーリム7.5インチ)

リア用のインナーリムは元々と変更な無しの7.5インチですが、枚数が多いほどお安くなりますので、折角ですのでついでに新品に交換しました。