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RAYS TE37 14インチ PCD114.3からPCD100へPCD加工(ピッチ加工)

2019年8月5日
RAYS TE37の14インチです。
今回は色変えやリメイク、カスタムはせずに、PCD加工のみご希望で大分県からご依頼いただきました。
元々が114.3/4で、これを100/4へPCD加工します。
同じ穴数の場合で一番簡単な方法は、今の穴と穴の間に新規で穴を開けるのが一番簡単で、コストも抑えられる方法ですが、バックパット面に逃げのあるタイプは、ちょうど逃げの位置に新規の穴が空きますので、平面タイプの物、もしくは平面になるまでスライスをしても良い場合に限ります。
ただし、平面になるまでスライスすると、当然その分オフセットはプラス側へ移動します。



それでも、表は今までの穴と新規の穴とでマルチ穴ホイールになるので、大きなセンターキャップで隠れるクローズタイプなら見た目影響しませんが、センターキャップで隠れないオープンタイプの場合は、見た目が不格好になります。
今回は、今の穴と穴の間に新規穴開けではなく、今の穴からスライドさせた位置にテーパーブッシュを圧入する、スライドブッシュ式での加工となりました。
この方法が、PCD加工としては最も多くとる方法です。
今のPCDが114.3、加工が100、差が14.3㎜ですが、移動幅は半分の7.15㎜です。今の穴の中心から7.15㎜内側へ移動した位置へテーパーブッシュが入るようにザグリ加工をしテーパーブッシュを圧入します。
このようにPCD差、移動幅が大きい場合は、元の穴がテーパーブッシュに隠れ切らずにはみ出るので、ダルマ状になります。



裏はこんな感じです。



事前にこの事をご説明し、ご了承いただいた上での加工となりました。
PCD加工は形状や、元のPCDと加工のPCDの差等により、色々と難題もありますので、都度ご相談下さい。