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SSRケーニッヒ17インチをブラッシュド加工+リム交換18インチ化

2022年12月2日
ケーニッヒの17インチです。

現状は17インチリバースで、それをステップリムに換装で18インチへインチアップと、併せてディスクのブラッシュド加工ご希望で、群馬県よりご依頼いただきました。

ケーニッヒは、ディスモンド製とSSR製があり、今回はSSR製です。



リバレルリムは、早い時は1.5ヵ月程で入荷する事もありますが、多くは数ヵ月かかり、今回は3ヵ月程で入荷しました。

3ヵ月で入荷は、早くも無く遅くもなく平均的です。




リバレルリムのアウターはポリッシュの状態で入荷するのでポリッシュの場合はそのままでも使えはしますが、多少バフ目や擦れ跡はあるので、自社で磨き直して綺麗な鏡面ポリッシュに仕上げます。

ポリッシュ後のクリアー塗装有無は任意で選択していただけます。

判断基準としては、鏡面の輝き重視はクリアー塗装無し、メンテナンス性重視はクリアー有り、と言う感じになります。

ただし、クリアー塗装無しは保護膜となるクリアー膜が無いので、徐々に酸化により白濁りしてきます。

酸化白濁りはDIY手磨きで解消にはなりますが、定期的にメンテナンスをしながら維持していく必要があります。

一方クリアー塗装有りは、クリアーが保護膜となるので、酸化白濁りはしませんが、鏡面無垢の状態に比べると2割り程輝き感が引けます。

また、いずれクリアーの下に水分が混入し、それが白ミミズ錆となります。

白ミミズ錆びは、クリアーを剥離し素地を磨かなければ除去になりませんので、DIY処理は出来ません。

以上のように、ポリッシュに対するクリアー塗装有無はどちらも一長一短あります。

今回は鏡面の輝き重視でクリアー塗装無しご希望でしたので、これでアウターリムは完了です。




インナーリムはブラックご希望なので、脱脂洗浄後にブラックをパウダーコートします。




ディスクはブラッシュドにしますので、元の塗装を剥離、ブラスト研磨後にブラッシュド加工をします。





スポークロゴは塗装で入れますので、文字抜きのカッティングを作ります。



貼り付けて周囲を隠して黒で塗装します。

この時の塗装は、最後にパウダーコートクリアーで閉じるので、普通の塗装ではパウダーコートの焼き温度180℃には耐えられませんので、耐熱性のある特殊な塗装で行います。





センターキャップも同じ仕上げなので、同時に行います。






オーナメントのロゴは元々ゴールドですが、シルバーに変更ご希望です。

ケーニッヒは古いので、大概樹脂製のオーナメントは樹脂その物が曇っている場合は多いので、オーナメント自体を黒に塗装し、カッティングシートで作ったロゴを貼り付けクリアーで閉じる、と言う方法を取る事が多いですが、今回は珍しく透明度も十分あったので、オリジナルの構造のまま色を変える事にしました。

樹脂部分とベース部分を分離させ、ベース部分をシルバーに塗装し直しで、再度樹脂部分と合体させます。





オーナメントのリングはブラックご希望なので、ブラスト処理後にブラックをパウダーコート、さらにクリアーをオーバーコートで、深みのあるグロスブラックにします。






後はそれぞれ組付けて17インチリバースから18インチステップリム、ブラッシュドカスタム完成です。

ピアスボルトはブラックに塗装してあります。









リムはクリアーレスなので、まさに鏡面ポリッシュ、この映り込みです。