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R35GTR トラスト DTCクーラーキット取り付け!

2016年8月4日
R35GTRは、DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)の油温が140℃を超えるとフェイルセーフが入りスロットルが閉じたままになってしまいます。



純正でも水冷式のヒートエクスチェンジャーが装着されていますが、サーキット走行等には明らかに容量不足してしまいます。
左側フロントフェンダー内に空冷オイルクーラーコアを追加するDCTオイルクーラーキットを装着することによってミッションのトラブルを防ぎます。
冷却効率を重視し、13段オイルクーラーコア(L299×H185.4×W50)を設置。



GTR専用FRP製エアダクトを付属し、フロントバンパーから冷却風を取り入れ、効率良くコアを冷却します。
※バンパー左側のダクト部分の穴開け加工が必要になります。
純正オイルクーラーダクト同様にエアダクト内部に仕切り板を設け、冷却風をコア全面に均一に当たるようにすることで冷却性能を向上させています。



純正ヒートエクスチェンジャーも併用することで低温始動時も冷却水でDCTオイルを最適な温度に保つことが出来ます。



オイル取り出しブロックは精度を重視し、アルミブロックからの総削り出し(アルマイト処理)で設計しました。ブロック内蔵のサーモスタットと純正ヒートエクスチェンジャーで冷間始動時も短時間で油温を適温に安定させます。
新設計のオイルブロックは、純正ヒートエクスチェンジャーのラインとDTCクーラーコアのラインを完全に遮断する構造で、高温時にはDCTオイルが純正ヒートエクスチェンジャー内を通過しない為、油圧の損失が無く、オイルクーラーコアに流れる流量を確保します。また、水温・DTC油温がそれぞれ影響を受け無い為、温度管理しやすくなります。



GTR専用アルミパイプ配管です。
オイルブロックからオイルクーラーコアへの配管は14φアルミ配管を採用しています。



最短距離で配管することで配管部でのDTCオイルポンプの油圧損失を軽減させ、オイル流量を確保するとともに、軽量化もアルミ配管は取り付けやすさを考慮し、3分割でそれぞれフランジとOリングで接続します。フランジはアルミ削り出しフランジを採用し、接続部分の精度を高めています。



トラスト DTCクーラーキット取り付けには、別売のウォッシャータンクが必要になります。