関東圏/関東地方 埼玉県の自転車屋 スポーツバイク専門店/プロショップ 初心者や女性も気軽に楽しめるオリジナルイベント・ライドツアー・試乗会も開催!

アンカーチームキャプテン 井上和郎のフランス便り。2015シーズン VOL4 第84回全日本自転車競技選手権大会ロードレース(日本、ナショナル選手権)

2015年7月12日
当店が応援するブリヂストンアンカーチーム 井上和郎選手
昨年2位と好成績を残した全日本選手権ロードレース
 レポートが届きました。

大会名:第84回全日本自転車競技選手権大会ロードレース(日本、ナショナル選手権)

開催日:2015年6月28日(日)

開催地:栃木県那須郡那須町・那須町スポーツセンター周辺特設コース

アンカーメンバー:井上和郎、西薗良太、初山翔、内間康平、寺崎武郎、椿大志

出走:146人
天候:曇り、気温22〜24℃
距離:16km×15周=240km

スタート:9:00〜

結果
1 窪木一茂 - Team UKYO 5時間41分49 秒 38.82km/h
2 畑中勇介 - Team UKYO +10秒
3 増田成幸 - 宇都宮ブリッツェン +15秒
10 初山翔 - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM +8秒
24 西薗良太 - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM +42秒
33 井上和郎 - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM +2分16秒
55 内間康平 - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM +8分31秒
56 寺崎武郎 - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM +8分31秒
57 椿大志 - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM +8分31秒
完走64名

2015年の日本チャンピオンを決める非常に重要なレース。

過去にレースで使われたことがない、全日本選手権特設コース。

1周16kmで、周の後半に500〜900mの登りが繰り返されるが、
道幅が広く急カーブがないこと、上りの勾配も厳しくなく、
コース全体の難易度は低い。

前日までのU23やジュニアのレースでは、
大集団のままゴール勝負になったことからも、
攻撃が実りにくいコースと言える。

ただ、どのカテゴリーも優勝者は皆実力者であり、
チャンピオンを決めるにふさわしいコースであるという印象だった。
アンカーには、この距離を乗り切ってゴール勝負するスプリンターがいないため、
あくまでもレースを厳しくして他チームのスプリンターを排除することが、
チームの勝率を高める手段だと思われた。

チームの中で勝負を挑むのは、

西薗、初山、内間の3名。
レースを厳しくして3名の中で誰かを独走勝利に導くのが理想の展開。
少人数のスプリントなら内間をサポート。

展開の中で後手に回ると、
人数をそろえるアンカーはあてにされて追走に戦力を使い切る恐れがあるため、
逃げには、必ずエースの3名のうち誰かも入ることが確認された。

私個人としても、昨年の全日本選手権と遜色ない仕上がりで、
自身での勝負も出来る攻撃を終盤にかけられるように心がけた。

6時起床。
そのまま朝食&レース食。
パスタ、シリアル、コーヒー。
スタート30分前、スーパーヴァーム。

スタート直後からアタック合戦となるが、
皆元気なことと、各チーム有利に展開したいため逃げが決まりにくい。

3周目、バラバラと、前に集まる感じで19名の逃げが形成された。

ブリッジする形で一気に追いついてきたTeam UKYOの土井選手はさすがだ。

更にその後ろ、300mぐらいのところにアンカーのジャージがいる。
初山も、最後の最後にブリッジを架けてきた。

先頭集団から少し下がって、初山を引き連れて先頭に合流。
この初山の動きは非常にありがたかった。

先頭集団は、
井上、西薗、初山(BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM)、
山本、石橋(NIPPO - Vini Fantini)
土井、平井(Team UKYO)、
増田、堀(宇都宮ブリッツェン)、
平塚、小森(愛三工業レーシングチーム)、
木村(シマノレーシング)、
佐野(那須ブラーゼン)、
水野(KINAN Cycling Team)、
高岡(イナーメ信濃山形)、
豊田(コラッジョ川西)、
川田(Honda栃木)、
小渡(シエルヴォ奈良MIYATA-MERIDAレーシングチーム)、
藤田(チームOLD NEW)。

アンカーのみが3名をそろえることになり、
しかも、メンバーもいい。

主要チームで、アシストのみが、逃げにいるのは、
愛三、シマノ、KINANといったところ。

とはいえ、皆ほぼ均等に先頭交代を重ね、
5周目に入るころには5分以上を稼ぐことに成功した。

このまま、先頭集団が逃げ切って勝負することになりそうだと、誰もが思っていたが、
愛三の2人が脚を止め、メイン集団に戻った。

愛三はエースを後ろに残すことがよくあったからこの作戦は予想出来たが、
この時点では、これだけ脚の揃った先頭集団だったから、
まだ主導権は先頭集団にあると思っていた。

しかし、残り距離を意識したことと、
各選手の意識の差によりローテーションが乱れ、
先頭集団はペースをつかめなくなっていった。

メイン集団では、愛三の動きにKINAN、EQA U23も同調し、
結局、10周目に集団は一つに戻った。

その直後、内間がアタックをかけるが、
切れ味が良すぎて1人で飛び出す形になり泳がされてしまう。

約半周で内間は集団に戻り、
ここから各チームの主導権争いのアタックが頻繁に繰り返される。

アンカーは、かなり強引に攻撃を繰り返しながらラスト1周へ。

最終回に入ってすぐに井上がアタック。

これに追従する形で10名ほどの逃げが決まり、
他チームは何名かエース級を乗せているがアンカーは井上のみ。

ここまで、アシストの動きで力を使っていて、
このメンバーでは勝負出来ないと判断したため、
脚を止め、メイン集団を待って、椿、寺崎と共に前を追った。
結局、この先頭集団にブリッジを架けたエース級同士の戦いとなり、
アンカーは、何とか食らいついた初山、西薗の2人で戦ったが、
Team UKYOの波状攻撃の前になすすべなく、
初山の10位がチーム最上位となった。

チームとしては、
最初の19名の逃げがつぶされた後、冷静になれなかった面はある。

主導権を取ろうと過剰にアタックをかけすぎて、
冷静に構えるTeam UKYOや宇都宮ブリッツェンにいいように使われた感はある。

中盤以降、内間、寺崎が厳しくなった時点で、
初山、西薗を最終局面でサポートするため、
井上が脚を残さなければいけなかったのではと思っている。

レースの主導権を取ることが、
無鉄砲にアタックを繰り返していくことではなく、
展開を見極めて、使うべきところで脚を使い、
勝負の分かれ目に人数をそろえることなんだと、
これから肝に銘じて戦っていかなければいけないと再認識させられた。

機材
フレーム:ANCHOR RIS9 460 RACING RED(GA)
コンポ:SHIMANO DURA-ACE 9000 および 9070(Di2)
クランク:53×39T 170mm
ハンドル、ステム:PRO STEALTH EVO ブラック コンパクト(120mm、420mm c-c)
バーテープ:KABUTO BT-1
ホイール:SHIMANO DURA-ACE WH-9000-C50-TU(11-25T)
ペダル:SHIMANO DURA-ACE PD-9000
ボトルケージ:KABUTO PC-3(ホワイト)
メーター:GARMIN Edge 510J
シューズ:SHIMANO SH-R321(38)
レーシングウエア: WAVE ONE(レジェフィットプロ半袖ジャージ、
レジェフィットプロサイクルパンツ、レーシングソックス)
ヘルメット:カブト ゼナード(チーム別注カラー)
サングラス:OAKLEY RADARLOCK(レンズ Positive Red Iridium)
補給食:SAVAS、VAAM
ボディサポート:SEV ルーパー type 3G、ルーパーブレスレット2、アンダーインソール、
フラットパネル
アフターレース用コンプレッション:2XU コンプレッション・レッグスリーブ、
コンプレッション・パフォーマンスランソックス