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2016シーズン VOL14:ツール・ド・おきなわ 2016(UCI1.2、日本)

2016年11月25日
大会名:ツール・ド・おきなわ 2016(UCI1.2、日本)
開催日:2016年11月13日(日)
開催地:沖縄県・北部
アンカーメンバー:井上和郎、西薗良太、内間康平、初山翔、鈴木龍
出場チーム:コンチネンタル11チーム、各国ナショナル2チーム、
国内ローカル1チーム、大学1チーム、おきなわ選抜1チーム
出走:16チーム、77人
天候:晴れ、気温15〜28℃
距離:210km
スタート:6:45〜

結果
1 増田成幸 - 宇都宮ブリッツェン 5時間7分21 秒 40.9km/h
2 Jai CROWFORD - キナンサイクリングチーム +34秒
3 内間康平 - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM +41秒
7 西薗良太 - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM +3分46秒
12 鈴木龍 - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM +7分14秒
23 井上和郎 - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM +7分14秒
26 初山翔 - BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM +7分14秒
完走56名


2016年の最終戦にして国内最長のUCIレース。
中盤以降に絶え間ないアップダウンが続く厳しいコース。
そして、個人的にはアンカーとして走る最後の公式戦。
シーズンの締めくくりをいい形で終わりたいチームと、
コンディションを維持できていないチームの差が激しく、
展開が読みづらいレース。

各チーム最大5名エントリーでチームメイトが少なく、
後手を踏むと、取り戻すのが困難だが、
先手に固執して序盤から消耗するより、
終盤に人数を多く残すことが勝利への鍵となる。
後手を踏まないためにも、
逃げが10名前後より多くなりそうであれば、
必ず複数名チームから乗せることが必要だった。

チームとしては、
地元沖縄の内間康平をエースとした。
内間は、9月に調子を落としていたが、
10月末から地元沖縄での乗り込みに成功し、
調子を戻していた。
また、鈴木龍も10月のJプロツアーの時より、
調子を戻していて、コース特性から勝負できる状態になっていた。
井上、西薗、初山は、
調子を崩すほどではないが、
10月より仕上がっているとは言えない状態であった。

内間の希望としては、
後半、登りの度にペースを上げて、小さい集団で勝負、
というものだった。
その場合、内間の攻撃が実らなくても、
龍の脚を温存できていれば、龍のスプリントでいける。

他チームのライバルとしては、
優勝候補筆頭の増田成幸、雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン)、
畑中勇介、Benjamin PRADES(チーム右京)、
Jai CROWFORD、Marcos GARCIA(キナンサイクリングチーム)、
入部正太朗(シマノレーシング)、
が挙げられたが、
増田成幸は怪我明けの強さが際立っていて、
優勝するためには彼をいかに展開から外すかが鍵だった。


コースの後半はアップダウンの連続だが、
一つ一つの登りは難易度は高くなく、
基本的には巡航性、高剛性による加速感を優先したいため、
SHIMANO DURA-ACE WH-9000-C50-TU(11-28T)を選択した。

アイウエアには、
日中の日が高く日差しが強くなるが、
スタート時の薄暗さや、薄暗いトンネルが多いこと、
明るいレンズに慣れていることから、
PRIZM TRAILレンズを選択した。


4時15分起床、そのまま朝食・レース食。
普段よりかなり早い起床時間のため、
レース距離は長いものの、内臓への負担を考慮し、いつものレース前より少なめに。
レースが始まったらすぐに食べ始めることを心がけた。

ご飯、目玉焼き、島豆腐、パンケーキ、
パイナップルジャム、ブラックコーヒー。
スタート30分前にスーパーヴァーム1包。
ピットインゼリーバー×3、ピットインエネルギージェル×2、
ジャムパン(バターロール半分サイズ)×6、
を持ってスタート。


スタートラインで、同じく今年引退する、
愛三工業レーシングチームの綾部勇成と共に花束をいただいた。
怪我に泣かされた選手だが、
ツール・ド・ランカウイのステージ優勝など、
大きな勝利も挙げてきた同い年の彼の走りは、
僕にとって大きな刺激に感じていた。
そんな綾部と最後のレースを迎えられたのは感慨深かった。
スタートしてからは、とにかく逃げ遅れに注意して、
集団前方でレースを観ながら走る。

ごくまれに、
20〜30名が最初の動きで勝ち逃げを形成してしまう年もあるため、
小まめにチェックを入れながら走った。
また、5名以上で有力チームが入っていく逃げには、
アンカーを2名以上にするように動くことを心がけた。

スタート直後からアタック合戦が始まり、
鹿屋体育大学、那須ブラーゼン、シマノレーシング、マトリックスパワータグは、
逃げを作るべく積極的だが、
宇都宮ブリッツェン、愛三工業レーシングチーム、アンカー、チーム右京は、
逃げ遅れそうになったら後追いで乗りに行き、結局振り出しに戻る、
という展開が1時間半ほど高速で続いた。

70km過ぎ、やっと2名の逃げが決まり、
これなら後手をとることはないと集団が容認した。
メンバーは、Bart DIELISSEN(Baby-Dump Cyclingteam)、秋田拓磨(シマノレーシング)。
この2名であれば、15分さまでは許容してもいいと思った。
ところが、1回目の普久川ダムの登りでマトリックスパワータグの2名、
安原大貴、Jose Vicente TORIBIOが飛び出し、逃げに合流していった。
Jose Vicente TORIBIOはこの日、アシスト的な動きをしていたが、
それでも力があるのに変わりなく、10分も開けてしまうのは怖かった。
マトリックスパワータグの2名が合流した4名の逃げが5分差を稼いだころ、
増田成幸が各チームに声をかけ、
1名ずつアシストを出してコントロールする協力を要請してきた。
チームメイトはタイム差を10分でもいいと思っていたようだが、
個人的には6分で限界だと感じていたため、自らコントロールに加わろうと思っていた。

しかし、前半の動きで積極的に脚を使った初山が、
奥の登りで他チームとコントロールを開始。
この時点で8分と、さすがに楽観できないタイム差となっていた。
初山を含むコントロールは順調にタイム差を詰め、
さらに2回目の普久川ダムの登りで、内間の希望により初山がペースアップ。

先頭初山で5.8W/kgでダムを登り切ると、集団は縮小。
先頭集団はマトリックスパワータグの2名となり、
タイム差も2分を切り射程圏内に。

2回目の普久川ダムの登り、
頂上付近でのMarcos GARCIAのアタックをきっかけに、
一気にレースが動き始める。
初山の仕事で脚を残したアンカーは、
4名がこの動きに対応し、一時は分裂した10名にアンカーから3名乗せるなど、
先手をとり続けるレースを展開した。
その一連の動きから150km過ぎに決定的な8名の動きが生まれ、
アンカーからは内間と西薗を乗せることに成功した。
ただ、欲を言えば、ここでこそ鈴木龍にも乗って欲しかったが、
タイミングを外してしまった。

この決定的な先頭集団には、各チームのエース級が入り、
増田成幸もここにしっかり入ってきた。
アンカーとしては増田を外した動きをしたかったが、
残り30kmでアタックした内間にも対応し、
最後は羽地ダムの登りで圧倒的な力の差を見せつけ独走を開始し、
そのままペースを落とすことなく逃げ切られてしまった。

内間もJai CROWFORDと共に2位争いを展開し、
最後は遅れたものの3位でゴールした。

内間康平の3位、西薗良太の7位により、
UCIアジアツアーポイント30を獲得しました。

今回、圧倒的な力を持って優勝した増田成幸には、
手放しで賛辞を送りたいと思います。
彼に勝利するには、共倒れ覚悟で緩い展開に抑えるか、
博打の波状攻撃しかなかったが、
レースを作る立場にあるチームとしてそれは出来なかった。
チームとしては、各自ができる限りの仕事を全うし、
エース内間が勝負するレースを作ったし、
内間もその展開を望んだので、後悔はないです。


個人的には、8名の勝負集団に残れなかったのは残念だが、
前半の動きに積極的に対応したし、
終盤に追走し9、10位に入った畑中勇介、入部正太朗の動きに対応もした。
結局、脚を使い切り後方集団でのゴールとなったが、
同集団にいた鈴木龍のスプリントをアシストしたりと、
最後まで脚を使い切り、しっかり仕事を全うできたレースになったと思う。



現役最後のレースとなったが、
最後まで仕事を全うできたし、
そういう状態で最後のレースを戦えたのは個人的には納得しています。
最後までこういう状態でレースを戦えたのは、
チームを支えるチームメイト、スタッフ、
スポンサー、サプライヤーのみなさま、
そして何よりチームを精一杯応援してくださる
ファンのみなさまのおかげでした。
本当に、本当に、今までありがとうございました!!!


GARMIN Edge 520Jデータ
平均/最高スピード 39.5/81.1km/h
平均/最高心拍数 146/175bpm
平均/最高ケイデンス 82/120pm
平均/最大パワー 202/1101W
最大平均パワー(20分) 274W
左/右バランス 50/50%
標準化パワー (NP) 264W
獲得標高 2480m
消費熱量 3818kcal


参考データ
今帰仁関門所の坂 1分36 秒 465W
2回目の普久川ダムの登り 13分6 秒 308W
安波小学校からの登り 4分39 秒 364W


機材
フレーム:BRIDGESTONE ANCHOR RS9 460
コンポ:SHIMANO DURA-ACE 9000 および 9070(Di2)
クランク:53×39T 170mm
ハンドル:PRO VIBE カーボン ラウンド(420mm c-c)
ステム:PRO VIBE 7S(120mm)
シートポスト:PRO VIBE カーボンシートポスト Di2(オフセット 15mm)
バーテープ:KABUTO BT-09
ホイール:SHIMANO DURA-ACE WH-9000-C50-TU(11-28T)
ペダル:SHIMANO DURA-ACE PD-9000
ボトルケージ:KABUTO PC-3(ホワイト)
メーター:GARMIN Edge 520J
シューズ:SHIMANO SH-R321(38)
レーシングウエア: WAVE ONE(レジェフィットプロ半袖ジャージ、
レジェフィットサイクルパンツ、レーシングソックス)
グローブ:KABUTO PRG-6(S、レッド)
ヘルメット:KABUTO ゼナード(S/M、チーム別注カラー)
サングラス:OAKLEY RADARLOCK PATH フレーム POLISHED WHITE、
レンズ PRIZM TRAIL、アイコン TEAM RED、
イヤーソックス METALLIC RED、バンド TEAM METALLIC RED
補給食:SAVAS、VAAM
ボディサポート:SEV ルーパー type 3G、ルーパーブレスレット2、アンダーインソール、
ストレスブロック、フラットパネル、フリア
アフターレース用コンプレッション:2XU コンプレッション・レッグスリーブ、
コンプレッション・パフォーマンスランソックス


BSANCHOR
レーススタート前。

心から支えてくださった、
ブリヂストンサイクルの方々に囲まれて。