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走り始めて7年 ランナーズフルマラソンチャレンジ 2時間45分切りに挑む〜後編〜

2022年2月20日
第1回ランナーズフルマラソンチャレンジ2022in大阪出走に向けて夕方に現地入りをした。この開催場所はとても交通の便が良く、大阪伊丹空港から新大阪駅まで直通のリムジンバスで25分。ここからスタート地点西中島地区野球場まで徒歩1.2㎞で行ける。宿泊はこの1.2㎞の道中にあるアパホテル新大阪駅タワーホテルとした。
ホテルチェックイン後にスタート地点を下見に行く。会場では設営作業をしており、2年2か月ぶりのフルマラソンの大会に心が躍ると同時に走れるのだろうかという不安もよぎる。数キロ足慣らしをする予定でいたが、予想以上に気温が低く間もなく夕暮れ時間だったので無理をしないことにした。

遠くに見えるのは大阪市の街並み。8㎞先に道頓堀がある。


スタート地点近くにラーメン有名店「人類みな麺類」があるのを事前に調べていたの行くことに。外には20人位が待つ列をなしていたが並ぶことにした。



大会当日は9時スタートの2時間前に会場入りし、早目のアップを開始することにした。最大の不安は12月9日を最後に積雪で2か月以上も舗装路面を走っいないことだ。例年は何度か気温が高く舗装路面が出るものだが、今シーズンは稀にみる寒波が続きプラス気温になったのは数えるほど。主に札幌の体育館に週に2回通いペース走を行った。しかしそれ以外は、距離はそこそこ走っているが雪面でゆっくりペースのジョグしかできていないことだ。


【コース】


受付けを終わらせ、2㎞くらいのアップで終わらせるはずが久しぶりの舗装路面の感触がイメージとリンクしない。微風にも関わらずかなりの抵抗を身体に感じる。体感よりもスピードが出ていない。何とか取り戻そうと5㎞走ったが良い感触は得られず焦る。こんな時は硬い線で最低目標の2時間45分切り(アベレージ3'54"/㎞)に向かうべきだと頭では理解している。それでも心が最大目標の2時間42分切り(アベレージ3'50"/㎞)を目指せと譲らない。スタートギリギリまで考えたが、どんな結果にせよチャレンジしなかったことへの後悔が残ると考え、3'47"〜3'50"/㎞の巡航で走りながらその先を考えて走ることとした。

今大会は出場者数が約500人。このうちゴール申告タイム2時間50分以内が250人。2月6日の別府大分毎日マラソンが開催規模縮小で出場できず、自分と同様にこちらの大会に流れてきた人が多いとみられあちこちで別大の話題が持ち上がっている。「俺たちの別大」、「もう一つの別大」。開催に尽力された関係者への念と否応にも気持ちが盛り上がる。

ゴール申告タイムを基準に3つのクラスに分けられ、9時スタートから2分ごとのウエーブスタート制が採用されている。
ゴールタイム2時間30分から4時間00分まで15分置きに、30㎞地点までペースメーカーが着く。河川敷で風もあるためできればペースメーカーの付く集団で走るのがベストだと思うが、2時間42分切りのペースで入るので終始単独走となる可能性が高い。30㎞からが自分との闘いとなるだろう。


スタート

スタート位置は自己予想タイム順に並べるのでストレスが無い。先頭から4〜5列目に並びスタート!予想通り数キロで単独での巡行となり一定ペースで距離を重ねる。序盤は順調だったが15キロメート過ぎから異変を感じる。足を着く度に舗装路面からの衝撃が想像以上に激しく太腿にダメージを感じる。


25㎞地点付近から太腿に力が入らない。この時点で2時間42分切りを諦め少しペースを抑え、確実に2時間45分切りに向かうべきだと何度も思う。だが可能性がある内は諦めずに進めば、このままのペースで完遂する可能性も捨てきれない。12月初旬よりこのレースに備えて30㎞ペース走4回、20㎞ペース走3回、10㎞ペース走3回、5㎞ペース走を体育館で重ねてきた。最終段階では30㎞ペース走で3'50"/㎞、20㎞ペース走で3'47"/㎞、10㎞ペース走で3'38"/㎞で調整してきた。


30㎞地点では太腿の状態はさらに悪化し筋肉痛のような痛みを感じている。正直、ロングトレイルをしてもあまり筋肉痛にならない自分がまさかという思いだった。今冬はゴムマットの敷かれた室内体育館での練習しかできておらず、そのデメリットを強く実感した。5㎞ごとの折り返しはゴールまでに9回行うが、パイロン(セフティーコーン)の折り返し点は半径が極端に小さいため急激速度を落とし、折り返してすぐに再度加速する。この動作の度に脚力と体力の消耗を感じる。35㎞以降は2時間45分切りも危ういと思い必死で走った。


とにかく1秒でも無駄にしたくない。最後まで力を振り絞り走る。


ゴール!

2:45'28"



自己記録を4分更新したが、35㎞以降の大きな失速が目標の45分切りを阻んだ。結果的に実力不足が明白で謙虚さにかけていた。それを目標とするには努力が足りていなかったということに他ならない。タイムは何よりも全てを語る。

ただ自分を信じ挑戦した自分には少しだけ満足している。まだ挑戦する熱い闘志が自分に宿っている。

「挑戦すれば答えは二つ。成功か、学びか。」


【記録】

タイム(グロス) 2:45:28
タイム(ネット) 2:45:26








4月はいよいよウルトラフジトレイル(UTMF)165.4km、累積標高+7,577m/−7,619mの国内最高峰のトレイルレースに挑みます。目標はSUB30(30時間以内)、100位以内。ただここまでフルマラソンに向けて鍛えた身体を、完全にウルトラトレイル仕様にするには勿体ない。3月にもう1度フルマラソンに挑戦する予定です。

40歳代最後のリベンジ フルマラソンチャレンジ 2時間45分切りに挑む



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