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BCNR33のエアフロ電圧/空燃比異常とタービンブロー!

2017年10月5日
カム交換が終わりフロントパイプにA/F用センサーボスを取り付け、セッティング用のA/F計とノックセンサーを取り付けパワーFCのセッティングを開始。








オーナーに確認したセッティング前の最大ブースト圧は0.65K前後・・・やけに低い?ブースト圧も安定していないとのこと。インタークーラー・吸排気を交換しているので0.8K前後はあっていいはずなのに???

走行前のならしセッティングをしてみるとアイドリング時の空燃比(A/F)の変化が激しく許容範囲で安定しない。もちろんアイドリングも安定しない・・・・1番と2番のエアフロ電圧の差もやけに大きい。

が、、、突然、A/F・エアフロ電圧共に正常な許容範囲でおさまった!






ブーストコントローラーを取り付け、とりあえずセッティング走行を開始!


ブーストを徐々にかけ、0.8K・・・・「パシュ」とゆう音と共にブーストダウン。
いくら純正タービンといえども0.8Kでタービンブローはあり得ない。
パイピングからのエアー抜けかと思い工場に戻り点検したら、手前のタービンがまさかのブローでした。触媒を外してみると粉々になったEXホイール(羽)の破片が・・・

RB26のタービンでこんなに粉々になっているのは初めて見ました。


タービンを外してみると



なんにもない状態です。
そうとう前から軸ブレを起こしていた形跡も残っています。

タービンのホイール破片の状態とA/Fの大きな変化、1番と2番エアフロの大きな電圧差から想定するに、羽が何枚か無くなっていた状態でホイールが軸ブレをおこし、回ったり、回らなかったりを繰り返し、その都度エアフロが反応してA/Fが大きく変化・不安定を繰り返していたと思われます。


そして急遽タービン交換を開始。
在庫の中古タービンをとりつけました。




交換後は、アイドリングが安定して1番と2番のエアフロ電圧差も小さくなり、A/Fも許容範囲で安定するようになりました。





そして、試乗。

ブーストもしっかりかかりますv
ここ数日の謎が解け、安心して実走セッティングにはいれます。