北海道発!ドラッグレースシリーズ 〜 北海道ドラッグレースチャンピオンシップ

ドラッグレースをより楽しめる様になるお話「スタートについて」

2015年9月1日
さあ!
いよいよ迫ってまいりました!
第二戦 上士幌。

色々な方面からも問い合わせを多数いただき、どんどん注目度が上がっているのを実感しております!ありがとうございます!!

当団体は、計測器にPROTREEを導入し、各区間タイム&速度も正確に計測しタイムシートも速やかに出ます!タイムシートはセットアップの必需品です!

走行路面にも全戦トラックバイトを散布し最良の路面作りを目指し、手間暇をかけています!

国内最高峰の環境で走行してもらえるよう努力しています!

と、ここまではエントラント向けのアナウンス。

KING OF THE STRIP シリーズは毎回1000人を超す観客の方達にご来場いただいています。

ありがとうございます!

そこで、観客の方たちにより楽しんでいただけるようにドラッグレースの見方が少し変わるようなお話をしたいと思います。

ドラッグレースを見るときまず最初は、マシンの音、タイヤのスキール音、タイヤスモーク、などのわかりやすい部分とその迫力が魅力ですね。

もちろんマシンのかっこよさも大事!

そこも凄く大事なんですが、もう一歩踏み込んだ部分を理解するとより楽しめるんです。

ドラッグレース競技をするうえで、ものすごく大事な部分として「スタート」があります。

そのスタートについて、今回は説明したいと思います。

スタートラインにいる車両がもう準備できてるように見えるのに、なんかチョコチョコ動きながらなかなかスタートしないなーなんて思いながら見ている人が多いと思います。

あれはステージングという作業をしています。
image02

このクリスマスツリーと呼ばれるスタート用機械です。

まず、一番上の小さいランプはプレステージランプ、その下がステージングランプです。
車輌がコースに入り最初にプレステージランプの部分まで進みます。左右のプレステージが光ったら、二台ともコースインしましたよ。という合図です。
そしてもう少し進むと、その下のステージングランプが光ります。
ステージングランプを光らせるという事は、いつでも自分はスタートする準備が整いましたよという合図です。

なかなかスタートせず、もちゃもちゃやっているのはココの部分ですww
左右二台とも同じラインからスタートしないといけませんから、数センチ単位で調整しているわけです。

ステージングランプが左右とも光ったら、スターターがスタートのボタンを押せばカウントダウンが開始です。
ボタンの押すタイミングは、スターター次第なので早い時もあれば遅い時もあります。

そして、スタート方法には二種類あります。
「ストックスタート」

「プロスタート」
です。

まず「ストックスタート」4輪のDRAGクラス以外のスタート方式

上段のプレステージ、ステージの下に、オレンジのランプが、三段ありますが上から順に0.5秒間隔で光って降りてきます。
1段目→0.5秒→2段目→0.5秒→3段目という感じです。
そして3段目が点灯した0.5秒後にその下のグリーンランプが点灯します。グリーンが光ってから競技開始となります。

だから何?

となりますね。でもココが凄く重要なんです。
例えばグリーンランプが光るのを確認してからスタートしたとします。人間の反応速度の限界は、0.4秒です。
グリーンが光るのを確認してからスタートしたとしたら、どんなに早くても0.4秒のリアクションタイムです。
隣の人がリアクションタイムが0.1秒で出ていたとしたら、すでに0.3秒負けています。
ドラッグレースでは、走行タイムが0.1秒違ったらゴール地点では10m近い差が出ます。と、いう事は、相当なアドバンテージを相手に与えてしまったことになります。
そこで、いかにリアクションタイムを詰めるかという事が重要なわけです。
3段目のオレンジが点いてから、0.5秒後にグリーンが光るのは決まっていますから、そこを考慮してスタートさせるのです。
更に、ステージングを点けたらいつでもスタートしてもおかしくないので、そこで集中力を高めるためにもステージングの入り方も重要になってきます。

だから

スタートでモチャモチャやっているのです!


「プロスタート」二輪全クラス、四輪DRAGクラス
こちらのスタート方式は、もっとヒリヒリします。
「ストックスタート」では順番に降りてきた3つのオレンジが、なんと同時に3つ点灯します。
オレンジ→0.4秒→グリーンとなります。
ですから、「プロスタート」の場合はオレンジが点いたのを確認したらスタートして良いのです。ちゃんと点灯を確認してからスタートすれば、0.4秒を下回る事はありませんから。
「プロスタート」のステージングは、ものすごく重要です。ステージングが左右とも完了したら自分のタイミングではなく、スターターのタイミングでスタートボタンが押され、その0.4秒後にはスタートをしないといけないんです。ものすごい集中力が必要です。


もし、グリーン点灯前にスタートしてしまった場合は、一番下のレッドランプが点灯し、フライングとなります。もうギリギリの世界です。

当団体では、R/T(リアクションタイム)+E/T(区間タイム)で順位を決めています。
E/Tのみで順位を決めてしまうと、ただのタイムトライアルとなりますので、どんなにリアクションが遅くても順位には関係ありません。
R/Tも含め計測することにより、ミスも出るし順位に変動があります。
マシン差のみではなく、腕も重要になってくるのです。

PROTREEでの表示方法は、元々の設定タイムを差し引いていますので、「プロスタート」だと、0.400が0.000。「ストックスタート」だと、0.500が0.000という表示をしています。
そして、電光掲示板にも、この表示がされています。

スタート直後に、表示されるのがリアクションタイム。

その後、60ftのタイム。

そして、200mのタイム。

最後に400mのタイムと最高速。

という表示です。

この居合切りの様な、スタートの駆け引きを知り、いざレースを見て電光掲示板に表示されたタイムを見るだけでも、レースの楽しみが1つも2つも増えましたね!


ちなみに自慢ですが、僕のBESTリアクションは、0.406です。PROTREE的に表示するならば、0.006です。速いでしょ?でも、ドラッグバカの自分的にはまだあと0.006秒詰めれると考えます。


今回は、「スタート」のお話ですのでとりあえずはココまで。

次回は、60ftのお話をしましょう。

本来は、トーナメントで順位を決めたいです。ドラッグレースの本質はそこにありますから。
でも運営時間等を考慮するとワンデイのイベントで全てを消化するのはほぼ不可能なので、よりトーナメントに近い方法の「R/T+E/T方式」をとっています。

今回見に来る方で、この記事を読んだ方はより一層楽しめると思いますので、沢山のご来場お待ちしております!
なんせ今回のみ、入場無料ですから!!!