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搭乗式ハンマーナイフモア(消耗品/整備/中古機)のお得な知識

2023年10月15日
<2023年9月15日アースマシンメール配信内容>

草刈現場で活躍する機械として未だ使用頻度の高い搭乗式ハンマーナイフモアは、その作業性能から当社でも消耗品や中古機の取り扱いが多い機械です。



今回は、「草刈時期の真っ最中で、現場で搭乗式ハンマーナイフモアを使用している」方へのお得な知識・情報になります。



お得な知識・情報 ①:消耗品

搭乗式ハンマーナイフモアには、多くの「一定間隔で交換が必要な消耗品」が使用されています。

刃やゴムキャタピラやエレメントなど多くの部品が存在しますが、全てをメーカー純正品で賄おうとすると費用が嵩むのは必至です。

これらの消耗品には、純正品よりも圧倒的に安価な社外品が製造されています。消耗品の全てが社外品化されている訳ではありませんが、日常的に使用するのであれば、対費用効果は驚くほどの差がでてきます。

▼社外品化されている代表消耗品



お得な知識・情報 ②:整備

搭乗式ハンマーナイフモアは「夏場の炎天下の中で」且つ「草丈の高い中で」使用されるケースが多いので、使用中トラブルの大半は【エンジンオーバーヒート】と【モアシャフトからくる振動】になります。

この使用中トラブル2点は、症状が出ている状況を無視して使い続けると、その他の部分にも悪影響を及ぼしますので、状況に応じた対処が必要です。

エンジンオーバーヒートについては、古い機種にはとても多いトラブルです。オーバーヒートが起きた場合は、焦る気持ちを抑え、先ずはエンジンを停止して自然冷却します。そして冷却中にエンジンやラジエーター付近についた草等の清掃を行ってください。

モアシャフトからくる振動については、「草に隠れた人工桝などにぶつかって刃物のブラケットが飛んでしまった」「応急処置をしたが振動が止まらない」場合は、モアシャフトバランスの再調整が必要です。そのまま使用を続けると、モアヘッド各部のボルトが緩んだり、亀裂が発生する場合もあります。振動が酷く手すりを握っていられないようであれば、即修正が必要と思います。

機械を永く使用されたい方は、2年に1度はモアシャフトバランスの調整を行う方が良いと思います。ちなみに...メーカーでは『モアシャフトバランス調整は、一定数のブラケットが剥離した場合は修理できない』と言われ新品モアシャフトの購入を勧められますが、当社でお受けするモアシャフトバランス調整ご依頼の98%は修理可能な状況です。もちろん、新品モアシャフト購入よりも安い価格でご提案できます。



お得な知識・情報 ③:中古機

機種によっては、メーカーの部品供給が終了している機体もあります。ハスクバーナゼノアではZHM1510も部品供給停止機種です。

部品が手に入らない機種は、整備面での知識や技術が必要となり、かなり “玄人向けの機種” となります。

買い替えを検討される方は、本メールマガジンでも以前に紹介していますのでご覧ください。

買い替えを考える時期は、ズバリ「8月〜10月頃」と「12月〜2月頃」です。最も中古機が出やすい時期である為です。いずれの時期もユーザーが、手放すか?次年度も使用するか?を検討する時期と重なります。購入時期に余裕がある方は、この時期を狙うと、より希望に近い機体を購入できる可能性が上がります。



いかがでしたでしょうか?上記のお得な知識については、草刈繁忙期に当社へ寄せられるご相談で多いものです。もちろん、上記以外のご質問もいただいております。

搭乗式ハンマーナイフモアについての疑問・ご質問がございましたら、お気軽にご連絡ください。