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パウダーコート塗装の沸きとは?

パウダーコート塗装時に出る事がある沸きについての解説です。

パウダーコートは、焼き付け温度が低くても180℃程、高い時は200℃程で焼き付けを行います。
そのため、沸きが出て塗膜に気泡を作る場合があります。沸きの原因は様々ですが、主には材質と状態です。

◉材質とは
鍛造鋳造の事です。鍛造は金属組織が密度濃く詰まっていますが、鋳造は金属組織が粗く、大袈裟に言うと内部に細かな空間が沢山あります。高熱をかける事でこの細かな空間(巣穴)から沸きが出て塗膜を押し上げます。

◉状態とは
腐食の有無で、除去し切れない腐食がある物は、腐食箇所から沸きが出て、同じく塗膜に気泡が出来ます。

◉対処方は
本番焼き付け前に、本番と同条件もしくはそれ以上で下焼き(素焼き)を行います。
下焼き(素焼き)の段階で出る物を出してしまおう、と言う目的です。
全ての物が下焼き(素焼き)を行う事で完全解消されるという事ではなく、それでも沸きが出る物はあります。

画像は判り易く極端に酷く出た物の画像です。
ここまで酷い物はあまりありませんが、もしこのように酷く出た場合は、クリアー仕上げであればクリアー塗装をしない、カラー仕上げの場合はパウダーコートは諦めてウレタン塗装仕上げに変更をする、と言うように何かしら仕上げ方法、塗装方法を変更せざる負えませんが、沸きの出方が軽ければそのままパウダーコートの方が良いと思います。