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WS-M マグネシウムホイール 色変えパウダーコート塗装

2011年12月29日
東京都からご依頼の、WS-M(ワールドスポーツモデル)の18インチです
確かこのホイールはWRCドライバー神岡政夫選手が
企画・デザインをし、ラ・アンスポーツが再塗装・デカールなどを施した
O・Zスーパーツーリスモレボリューションのレプリカモデル  のはずです



特に破損修理ではありませんが
デカールの上から補修の塗装がされていたり
クラックを修理した跡があったりです



リフレッシュをかねてマットブラックに色変えします
まずは剥離します
マグの剥離は、通常の剥離液やサンドブラストでの剥離は禁物です
通常の剥離液を使うと、素材が侵食され、虫食い跡のようになりますし
サンドブラストを使うと、元々の陽極酸化皮膜まで落としてしまいます
当社ではマグネシウムの剥離は専門剥離業者に委託となります
塗装は剥離しても、陽極酸化皮膜は残したまま剥離可能です



クラック修理跡ですが、なんとパテが盛ってあっただけで
パテを落とすと、溶接も何もされていませんでした



きちんとマグネシウム溶接でクラックを修理し、
歪みもありましたので、歪みも修正してあります


塗装の準備として、脱脂洗浄し、化成処理液を吹きかけ数分待ちます
皮膜が形成された頃を見計って、エアーブローします



120℃ほどで空焼きし、マットブラックのパウダーコートです
素材の状態が悪い場合は、パウダーコートの下地として
ラストプロテクターをパウダーコートをしますが
今回は状態が良かったので、パウダー1コートフィニッシュです



これを180℃で数十分焼付け完成です





マグネシウムは素材が外気に触れると腐食が急速に侵攻しますので
静電気を利用して隅々まで付着するパウダーコートはマグネシウム塗装に最適です
逆に言うとマグネシウムホイールの塗装はパウダーコートじゃなければなりません



マグネシウムに限らずに、ナットホールのブッシュも一緒に
塗装されている物を良く見かけますが、当社ではブッシュはプレスで
抜き取り、塗装後に再度プレスで圧入します