アルミホイールの曲がり/割れ/削れ/欠け/傷/錆/凹みなどでお困りの方へ! アルミホイール修理・塗装のことなら私たちにお任せください! 確かな技術と安心の価格でサービスをご提供いたします。

ハイパーフォージドHF-LC5をブラック光沢分けカスタム塗装

2021年5月29日
マセラティ装着の、ハイパーフォージドHF-LC5の22インチホイールです。

元々は、リムもディスクもハイパーフォージドお得意のブロンズ系のアルマイトになっており、今回これを、リムはグロスブラック、ディスクはマットブラックでカスタム塗装ご希望で、群馬県よりご依頼いただきました。

入庫時の画像撮り忘れたようで、当初お客様からいただいた画像で。



ブラックで、リムとディスクとで光沢分けにするのは、昔からの定番のカスタム塗装で、装着する車のボディー色にも影響されず、いつの時代も間違えの無い仕様です。


まずはリムから作業に入ります。

ハイパーフォージドのリムはワークのOEMなので、ワークお得意のアウター/インナーが溶接一体になっています。

ガリ傷等を溶接肉盛り修理し、回転研磨でアウターもインナーも下地を整えます。



コート目にグロスブラックをパウダーコートです。



焼付けてグロスブラックを硬化させます。



2コート目にクリアーをオーバーコートします。

ソリッドカラーなので、グロスブラック1コート仕上げでも良いのですが、クリアーをオーバーコートする事により、さらなる深みのある濃厚な光沢になります。

また、維持が大変なブラックの保護膜にもなり得ます。



次にディスクの作業に移ります。

元のアルマイトを剥離、ブラスト研磨後にさらにバレル粗研磨にかけ、塗装の下地を作ります。



ディスクはマットブラックなので、マットブラックをパウダーコートします。

ウレタン塗装の場合は、黒を塗装後に艶消し剤を配合させたクリアーを上塗りをして艶消しにしますが、パウダーコートの場合は、艶有、艶消し、半艶等、艶差でそれぞれ色があるので、この1コートでOKです。

肌ざわりですが、ウレタン塗装の艶消しは、塗面をざらつかせる事で艶消しにしているので、クロスで拭くと繊維が引っかかる感じがありますが、パウダーコートは艶消しでも塗面にザラツキは無いので、クロスで拭いても引っ掛かり感、抵抗感はありません。



ピアスボルトはグロスブラックにしますので、1本1本ブラスト研磨で下地を作り、グロスブラックをパウダーコートします。




組付けて完成となります。








リムは、グロスブラック+クリアーなので、まるで濡れているかのような鏡面ブラックになっています。