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BBS RS-GT 19インチをフルポリッシュ化+キャンディーレッド塗装

2025年6月21日
BBS RS-GTの19インチホイールです。

現状はオリジナルのDS-SLDで、これをディスクをポリッシュ、リムはアウターポリッシュ、インナーポリッシュ+キャンディーレッド塗装でのフルポリッシュカスタムご希望で、埼玉県よりご依頼いただきました。




リムのポリッシュはそれほど手間ではありませんが、ディスクのポリッシュはかなりの手間と多くの時間を要します。

ポリッシュには、窓の中隅々まで鏡面にする3Dポリッシュと、窓の中はそこそこに、表面は鏡面にする2Dポリッシュとがあり、両者で見せ方も費用も変わります。

今回は3Dポリッシュご希望です。

ディスクや1Pホイールのポリッシュ化はバレル研磨と言う工法で行いますが、塗装を剥離してそのままバレル研磨に掛けるだけだと綺麗な鏡面にはなりません。

バレル研磨に掛ける前に手作業による下地研磨が重要で、この作業がかなり大変でトータル時間の多くをこの段階の作業が占めます。

作業経過の画像がありませんが、元の塗装を剥離、ブラスト処理後に、エアーツールを駆使しながら窓の中も入念に下地研磨を施します。

下地研磨後にバレル粗研磨にかけ、最後にバレル仕上げ研磨に掛けます。

最初の下地研磨作業がしっかり施されていれば、各工程1発でここまで光ります。

特に今回は純国産鍛造なので、良く光ります。





ポリッシュへのクリアー塗装有無は任意で選択となります。

鏡面の輝き重視はクリアー塗装無し、メンテナンス性重視はクリアー有り、と言う感じになります。

ただし、クリアー塗装無しは保護膜となるクリアー膜が無いので、徐々に酸化により白濁りしてきます。

酸化白濁りはDIY手磨きで解消にはなりますが、定期的にメンテナンスをしながら維持していく必要があります。

一方クリアー塗装有りは、クリアーが保護膜となるので、酸化白濁りはしませんが、鏡面無垢の状態に比べると1〜2割程ギラっと感が引けます。

また、いずれクリアーの下に水分が混入し、それが白錆となります。

白錆は、クリアーを剥離し素地を磨かなければ除去になりませんので、DIY処理は出来ません。

以上のように、ポリッシュに対するクリアー塗装有無はどちらも一長一短あります。

今回はクリアー塗装有りご希望ですのでクリアーをパウダーコートします。



リムの作業ですが、まずインナーをポリッシュに磨きます。



インナーはキャンディーレッドご希望なので、まずキャンディーレッドでパウダーコートします。



焼き付け硬化後にアウターを鏡面に磨き、クリアーはインナー含めて丸ごとパウダーコートします。





ピアスボルトもキャンディーレッドご希望で、本来であればクロームを透かせてキャンディーレッド塗装としていますが、RS-GTのピアスボルトはLMやスーパーRSのように、鋼+クロームではなく、チタン製のため、クロームメッキ加工はせずに、綺麗に洗浄をしてキャンディーレッド塗装にしてあります。