約2年前から表示されている「I-keyシステム故障」原因を徹底究明
かなり前(約2年前)からメーター中央に「I-keyシステム故障」メッセージが表示されるようになり、原因を徹底究明する事になりました。
ある日、純正エンジンスターターを始動できるようにしてもらおうと日産ディーラーへ行った所、『故障マークが点灯してしまったのですが、復旧できません。。。』という事態になったようです。
それから毎回ラルフにご来店される度に『これ消えないかな?』とのご相談を受けており、我々も『お車を預かれる時間があれば、やってみますよ』とはお答えするものの、仕事車両なので中々そのタイミングがありませんでした。
そしてようやく今回、『車を預けられるタイミングができた』との事で原因を徹底究明します。

まずはOBDを繋いで検査した所・・・どこも異常を検知できません。
原因を徹底究明しますので、引き続き調査を続けます。
そしてある時、ブレーキを踏まなくてもシフトレバーがパーキング(Pレンジ)から動く事が判明し、『これはシフトの制御・検知がおかしい』と思いシフトレバーを分解して調べていきますが、『シフトロック機構が何かおかしい』という所までしか辿りつけず・・・もしセンサー系の不具合だった場合は我々にも手に負えないので、この結果を持って日産ディーラーへ行き調べてもらう事にしました。
その日産ディーラーで、2週間かけて今迄の事例を引っ張り出して照らし合わせながら点検してみても、どの事例にも合わず・・・という事で、別のキャラバンを1台用意して違いは何か?を検証するという事になったようです。
さすがディーラーさん、2台並べて検証してくれるなんて・・・ありがとうございます。
そうすると、2台の違いと共に原因が判り・・・な、なんと、『シフトレバー内部にあるはずのスプリングが入っていなかった』という事です。
※シフトレンジを移動するためのボタン(※下画像の赤矢印)を押すと、シフトレバーが上下(※下画像の橙矢印)に動くのですが、そのシフトレバーの動きを補助するロングスプリング(※下画像の黄色で印したようなスプリング)が入っていなかったという結果です。

このロングスプリングだけの単体販売は無く、シフトレバー丸ごと交換になりますので・・・そのまま日産ディーラーにて交換してもらいます。

ついに、約2年振りに通常表示のメーターへと戻りました。

ついでに、純正エンジンスターターも使えるようにしてもらいました。
これで一件落着となりました。