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油圧シリンダーの油漏れ修理と適合シールの確認

2026年8月22日
建設機械や農業機械、トラックなどに使用されている油圧シリンダーでの油漏れが発生した場合、症状によって想定される原因や修理内容が異なります。



油漏れの症状から考えられる原因

徐々に油漏れが増えてきた場合
長期間の使用によるシールの経年劣化が考えられます。シール交換によって修理できるケースが多くあります。

突然、油漏れが発生した場合
シールの破損や、一時的な油圧過多などが原因となっている可能性があります。

シリンダーロッドに傷がある場合
ロッド表面のメッキ部分に傷や損傷があると、新しいシールへ交換しても再び油漏れを起こす可能性があります。その場合はロッド側の修理も必要になります。

チューブやホース接続部から漏れている場合
シリンダーケース(鉄管部分)の経年劣化、亀裂、破損などが考えられます。状態によっては溶接修理や部品交換などが必要になります。


上記を主とした原因を踏まえて、修理で最初に確認するのは「適合シールの確保」です。


バックホウなどの建設機械に使用されている純正シリンダーの場合、機械型式などから適合するシールを特定できるケースがあります。

一方、農業機械やトラック荷台、特殊機械などに使用されているシリンダーでは、シリンダーに型番が記載されていても、それだけでは適合シールを特定できないことがあります。

この場合は、不具合が発生しているシリンダーを実際に分解し、取り外したシールを現物確認して適合品を探す作業が必要になります。

「まずシールが入手できるか」が修理のスタートです

シリンダーを分解して修理できる状態であっても、交換するシールが入手できなければ修理を完了することはできません。


そのため当社では、

適合シールの確認・確保 → 各部の損傷確認 → 必要な修理内容の決定
という考え方を基本としています。

特に型式からシールを特定できないシリンダーについては、現物を確認せずに「修理可能」と判断することはできません。

油圧シリンダー修理をご検討の場合は、まず機械型式・シリンダーの状態・油漏れ箇所などをご確認のうえ、ご相談ください。