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マツダアクセラ純正18インチホイール バレル研磨ポリッシュ加工+キャンディー塗装カスタム

2019年8月18日
マツダアクセラ純正18インチホイールです。
形状的にはRX-8とほぼ同じですが、RX-8はBBS製鍛造19インチ、今回のアクセラはBBS製ではない鋳造18インチです。
特にガリ傷や曲がりの修理目的ではなく、バレル研磨によるポリッシュ加工+キャンディーブラックパウダーコートでのカスタムご希望で栃木県よりご依頼いただきました。




◎塗装剥離から下地研磨
バレル研磨でのポリッシュ加工と言っても、塗装を剥離しそのままバレルマシンにかけたからと言って綺麗なポリッシュになる訳ではありません。作業の多くが手作業ですので中々大変な加工の一つです。
元の塗装を剥離し、サンドブラスト研磨後に、アクションツールを使いながら手磨きでペーパー研磨を施します。バレル研磨ポリッシュ加工において、この下地研磨の段階の作業が仕上がりに直結しますので、逆に言うとここまでの段階の下地研磨処理さえしっかりしていれば、以降の工程はスムーズに進みます。
途中画像がありませんが、塗装剥離、ペーパー研磨後にバレル粗研磨へ投入です。

ポリッシュ加工には、ウインドウ(スポーク間)も下地研磨を施してからバレル研磨にかける3Dポリッシュと、ウインドウは下地研磨を施さずにバレル研磨にかける2Dポリッシュとがあります。
3Dポリッシュは隅々まで鏡面になり、2Dポリッシュは下地研磨を施さないウインドウ内は鈍く光るポリッシュになるため、表面とウインドウとで光沢の差、コントラストの差が付きます。
3Dポリッシュが〇、2Dポリッシュが✕と言う事はなく、仕上がりイメージにより分けます。
今回は3Dポリッシュですので、ウインドウ内も下地研磨を施してからバレル粗研磨へ投入です。




◎バレル仕上げ研磨投入
バレル粗研磨後に満を持してバレル仕上げ研磨へ投入します。
下地研磨に不備があっても、バレル仕上げ研磨後で初めて分かりますので、もしバレル仕上げ研磨後に不備が見つかれば、また工程を戻ってやり直しになります。
下地研磨作業に不備が無ければ、バレル粗研磨、仕上げ研磨も一発でここまで光ります。







◎キャンディーブラックパウダーコート
仕上げのキャンディーはキャンデイーブラックです。
ポリッシュ仕上げ材質により光沢の良し悪しがあり、もちろん材質の良い方が光沢も良いです。つまり鋳造より鍛造の方が素地の光り方は良いです。
今回のホイールは鋳造ですが、国産鋳造ですので材質的には悪くないため、鍛造に引けを取らない位良く仕上がりました。
思いの他綺麗なポリッシュに仕上がったので、キャンディーブラックで消してしまうのがちょっと勿体ない気もしますが、そこはユーザー様の仕上がりイメージを優先します。




◎焼き付けて完成です








前途の通り、ポリッシュが勿体なく思いましたが、完成してみるとまるでブラックメッキのようになり、思いに反して良くなりましたね。
ブラックメッキでも安価なスパッタリングメッキでのブラックメッキは良くありますが、今回は手の込んだポリッシュベースにキャンディーブラックのパウダーコート仕上げですので、こちらの方が深みと高級感があります。