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TTロードスター純正ホイールを新品時よりも綺麗に鏡面ポリッシュ

2022年12月29日
2003年のアウディTTロードスター純正の17インチホイールです。

元々現状もポリッシュなのですが、艶引けしてきているため、純正新品時よりも綺麗に鏡面ポリッシュ仕上げご希望で、東京都よりご依頼いただきました。

入庫時の画像がありませんが、ポリッシュにクリアー塗装仕上げになっており、まずはクリアー塗装を剥離し、ブラスト研磨後に下地研磨を行います。

1Pホイールの丸ごとポリッシュや、2P/3Pホイールのディスクのポリッシュは、バレル研磨と言う方法で行いますが、塗装を剥離してそのままバレル研磨にかけて綺麗なポリッシュになる訳ではなく、バレル研磨にかける前の手作業での下地研磨作業が仕上がりに直結する一番重要な作業になります。

その為全作業時間の多くをこの段階に費やします。

下地研磨後です。



下地研磨後にバレル粗研磨にかけます。



最後にバレル仕上げ研磨にかけます。

最初の下地研磨作業がしっかり施されていれば、その後の工程各1発でここまで光ります。








バレル研磨フルポリッシュ加工は、窓内(スポーク間)も下地研磨を施す事で窓内も鏡面になる3Dポリッシュと、窓内は下地研磨を施さない事で窓内は鈍目のポリッシュになる2Dポリッシュとがあり、今回は2Dポリッシュご希望でしたが、窓の大きさ、形状が良かったため下地研磨を施していない窓内も表面と遜色無い鏡面になりました。


ポリッシュ後のクリアー塗装有無は任意で選択していただけます。

鏡面の輝き重視はクリアー塗装無し、メンテナンス性重視はクリアー有り、と言う感じになります。

ただし、クリアー塗装無しは保護膜となるクリアー膜が無いので、徐々に酸化により白濁りしてきます。

酸化白濁りはDIY手磨きで解消にはなりますが、定期的にメンテナンスをしながら維持していく必要があります。

一方クリアー塗装有りは、クリアーが保護膜となるので、酸化白濁りはしませんが、鏡面無垢の状態に比べると2割り程輝き感が引けます。

また、いずれクリアーの下に水分が混入し、それが白錆となります。

白錆びは、クリアーを剥離し素地を磨かなければ除去になりませんので、DIY処理は出来ません。

以上のように、ポリッシュに対するクリアー塗装有無はどちらも一長一短あります。

今回は鏡面の輝き重視でクリアー無しになりました。

材質が鍛造でクリアー塗装無しなので、超鏡面ポリッシュになりました。

これが鋳造の場合ですと、少し白っぽさが出ます。