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リム交換(リバレル)における注意点<リスクや対応策>

2023年9月8日
ホイールメーカーの純正リムには...

  1. アウターリムとインナーリムが一体になっている「2ピースタイプ
  2. アウターリムとインナーリムが溶接されている「溶接タイプ
  3. アウターリムとインナーリムが一体でも溶接でもない「3ピースタイプ

と、主に3タイプがあります。


それぞれタイプ別に、リム交換(リバレル)のリスクや対応策等を解説します。

※3.「3ピースタイプ」→ 2.「溶接タイプ」→ 1.「2ピースタイプ」の順に解説します。


純正リムが「3ピースタイプ」の場合


純正リムが「3ピースタイプ」は、アウターリムとインナーリムそれとディスクがピアスボルトだけで固定されています。

その為、ピアスボルトを外すと、それぞれ別々に分解されます。

また、アウターリムとインナーリムの合わせ面は、コーキング処理がされています。



解説.このタイプは特にリスクは無いので、社外リムをご用意し、純正リムと同じ構造のままでリム交換(リバレル)が可能です。


純正リムが「溶接タイプ」の場合


純正リムが「溶接タイプ」は、構造的には3ピースですが、アウターリムとインナーリムが溶接されています。

参考画像は溶接跡が剥き出しになっていますが、大概は、溶接跡の上に保険でコーキング処理がされています。



解説.構造的には3ピースなので、「3ピースタイプ」と同様にリム交換(リバレル)のリスクは無いように思われますが、純正リムでは溶接する事で構造的なリスクを無くすよう計算されている為か?社外リムをご用意して溶接無しで「3ピースタイプ」として組付けると、割合的には多くはないのですが、ピアスボルトが折れるケースがあり、リスクは存在します

もちろん純正リムと同じく溶接する事は可能ですが、その分の工賃もプラスになりますので、ご予算やどのように使用されるか?等を踏まえながら事前にご相談して、溶接するかしないかを決めていきます


純正リムが「2ピースタイプ」の場合


純正リムが「2ピースタイプ」は、文字通り、アウターリムとインナーリムが一体になっています。



解説.“リム交換(リバレル)用の社外リムには、このタイプは無い” ので、必然的に2ピース改3ピース化となります。純正リムから構造が変わる為、リスクが多いです。

「3ピースタイプ」のリムですとアウターリムとインナーリムが重なっているので、ディスクが乗る部分はリム2枚分ありますが、この「2ピースタイプ」は1枚分です。
リム交換(リバレル)により、3ピース化となりますので、この部分はリム2枚分に変わります。


また、「2ピースタイプ」も「3ピースタイプ」もディスク外周に “嵌合” と言ってインナーリムが引っかかる段差があります。

通常は、リムがこの段差に引っ掛かる事でセンターが出てズレないという構造ですが、リム交換(リバレル)後はインナー側が “嵌合” の段差に引っかからなくなるので、インナーリムはピアスボルトだけで固定されているという状態になります

「3ピースタイプ」ですと “嵌合” の段差はリム2枚分引っ掛かる高さがありますが、「2ピースタイプ」はリム1枚分が引っかかる段差しかありません。
リム交換(リバレル)後は「2ピースタイプ」から「3ピースタイプ」に構造が変わってリムが2枚分になる為、インナーリムが “嵌合” の段差に引っ掛からなくなります。


ピアスボルトの本数が多いのであれば、余程じゃなければリムがズレるという事はおそらく現実的には無いのかと思いますが、ピアスボルトだけに負担がかかる状況になるのは確実ですので、ピアスボルトが折れる確率が高くなります

その為、このタイプは溶接する事をお勧めしますが、ご予算やユーザー様の考えもありますので、ご相談しながら溶接するかしないかを決めていきます


総括


純正リムが「3ピースタイプ」の場合は・・・リム交換(リバレル)後も溶接をする必要性は無いのかと思います。

純正リムが「溶接タイプ」の場合は・・・リム交換(リバレル)時に同じく溶接にするに越した事はありませんが、“必ずしも” という事も無いかもしれませんので、ご予算等含め要ご相談としています。

純正リムが「2ピースタイプ」の場合は・・・基本的には溶接必須となりますが、これも最終的には要ご相談としています。

いずれの場合にも、ピアスボルトの折れがリム交換(リバレル)のリスクとして少なくありません

根本的な事を言えば、リム交換(リバレル)後は少なくとも純正リムでは無いという事になる為、良くある謳い文句ですが『クレーム不可』『公道での使用は差し控え下さい』という条件付になりますので、この辺はお察し下さい