建設機械/農業機械用特殊アタッチメントの設計・開発・製作、建械/農械部品の販売・レンタル、中古販売・買い取り、整備・修理・メンテナンス

油圧式アタッチメント バックホウの油圧及び油量の設定は非常に重要

2018年9月7日
バックホウに取付するアタッチメントには機械式と油圧式の2種類がございます。
機械式とは油圧を用いないアタッチメントでバックホウのアームシリンダーの力で動かし、油圧式とは油圧の力が動力源となります。

ここで押さえておきたい重要なことは、油圧式アタッチメントの使用時に油圧と油量の設定が正しく適正な数値に設定されているかどうかです。
油圧と油量が正しく設定されていない状態で使用しますと、過大な圧力がかかった場合にモータ本体の破損または暴発を起こします。

<油量の設定ミスによる破損>



上記の写真は、油圧及び油量設定を適正に設定出来なかったことによるモーターの破損写真です。

メーカー・機種に応じて油圧油量の設定方法には若干の違いがあり、一度設定したとしてもエンジンの再始動により設定がリセットされる場合がございます。
設定がリセットされた状態で油圧動作を行うと、当然に適正の油圧油量にはなっていない為モーターに過度の負担がかかります。

余分な油を逃がすドレーン配管付きの3本配管または5本配管仕様であっても、適正値を超過した油量をドレーン配管でカバーし解決を図ることは難しいです。
モーターの破損・破断は修理交換に高額な費用がかかる場合もございますので、油圧油量の設定は特にご注意ください。

万が一モーターに何らかの不具合または破損等を発見されましたら、機械のご使用を一旦お止め頂き弊社までご連絡くださいませ。
破損状況等をお聞きしたうえで最善の方法をご提案させて頂きます。
また、各種建設機械やハンマーナイフモアなども幅広く整備及び修理も承っておりますのでお気軽にご連絡くださいませ。