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ブリヂストンmakina isotta 16インチホイール ブラッシュド/キャンディーブルーカスタム

2019年3月19日
ブリヂストンから販売されているmakina isottaの16インチです。
現状は、ウインドウ(スポーク間)がブラック、天面が切削ポリッシュ、世間で良く言う「ブラック/ポリッシュ」になっています。
これをブラッシュド+キャンディーブルー単色でカスタムご希望で神奈川県からご依頼いただきました。




◎塗装剥離からブラッシュド加工
まずは何をするにも元の塗装は剥離します。
剥離層へ漬け込み大まかに剥離、サンドブラスト研磨で残った塗膜を隅々まで除去し、さらにバレル粗研磨にかけて素地を整えます。
キャンディーのベースとしてはブラッシュドが最適で、欲を言えば、ウインドウも含めてすべてブラッシュドの3Dブラッシュドが理想ではありますが、ホイール形状によっては3Dブラッシュドには出来ない物もありますし、出来る物でも以上にコストがかかったりと言う事もありますので、何処までどうするかはユーザーにご提案、ご相談して決めていきます。
今回は、ウインドウはアルミ素地を鈍く光らせるウェットショット肌、それ以外の表面天面、インナー、側面は全てブラッシュドにします。






◎キャンディーブルー塗装
キャンディーブルーは、一番濃いキャンディーブルーダーク、中間のキャンディーブルーSTD、一番薄いキャンディーブルーライトの3タイプがあります。
キャンディーブルーダークは明らかに濃いですが、中間のキャンディーブルーSTDとキャンディーブルーライトは大きな差はありません。
平坦な物を塗装するのとは違い、狭い個所や奥にも均等に色を付けるために、実際はサンプルカラーよりも濃い目になる傾向がありますので、中間キャンディーブルーSTDと薄いキャンディーブルーライトと迷われておりましたので、上記の傾向を踏まえて薄いタイプのキャンディーブルーライトにしました。

キャンディーブルーライトをパウダーコートしますが、鋳造や腐食がある物をそのままいきなり本番塗装&200℃で焼き付けると、鋳造巣穴や腐食箇所から沸きが発生し、塗膜に気泡や染みを作りますので、本番前に200℃×数十分で下焼きを行います。この下焼きの段階で出る物を出してしまおう、と言う理屈です。下焼きを行っても沸きが出る物も中にはありますが、下焼きを行わないよりも沸きの発生率はグッと下がります。
今回はブリヂストン製と言えども鋳造は鋳造ですので、下焼きを行ってからキャンディーブルーライトをパウダーコートします。




◎焼き付けて完成です









キャンデイーはベースを透かせますので、ベースの種別や、塗装物の形状、光の当たり具合、周囲の明るさ、見る角度等の様々な環境の違いで、濃く見えたり薄く見えたりするのが特徴です。
よって、実際の色合いは上記の色々な条件で変わってきますので、カラーサンプルはあくまで参考程度と言う事でご了承下さい。