4WD車による2台1組のチーム競技「XCT-Dual」の北海道大会

4WDイベント「XCT-Dual」の競技内容説明

2017年8月19日
北海道では初めて行われる「XCT-Dual」のルールと内容を説明しておきますねー!


【競技概要】2016年04月20日改訂
定められた競技ルート(セクションと呼ぶ)を競技車両2台1組で構成されたチームがスタート地点からゴール地点まで通過し、その所要時間を計測します
時間によって1位から始まるセクション順位を決定します。
複数のセクションを設けてそれぞれのセクションで決定された順位を合計してセクション数で割った数字の上位から順番に総合順位を決定します。

【チーム構成】
二台で1チームを構成します。
チーム構成条件を以下のように定めます。
まず参加車両を以下の二種類のカテゴリーに分けます。
「ストッククラス車両」:公道走行可能な車検証が発行されて車検有効期限内である一般市販の四輪駆動車

「モディファイクラス車両」:主に競技専用に設計されたレース用四輪駆動車。
※一般市販の車両であっても車検有効期限外の車両はモディファイに含まれます。
その上でチーム構成条件を以下のように定めます。
モディファイ車両+モディファイ車両でチームを構成する事は出来ません。
ストック車両同士はOKです。
ストック車両+モディファイ車両の組み合わせはOKです。
チーム名は特に定めず選手両名の氏名とゼッケン番号で識別します。

【出場資格】
18歳以上の健康な男女
※20歳未満の場合は親権者の同意を得ること
有効な自動車運転免許証を有する事
競技規則を良く理解し遵守出来る事

【競技詳細】
1セクションの競技制限時間は10分とします。
制限時間を過ぎてもゴールできない場合はそのセクション順位を最下位とします。
セクション内に設けられた中間ゲートを3分内(5分内とする場合もある)に二台とも通過できない場合はその時点で競技終了し順位を最下位とします。
中間ゲートの通過とはスタートからゴール方向への通過を指す。
中間ゲートの設定が無い場合は10分以内にゴールすればゴールしたとみなされます。
スタートゲート地点に位置するスターターの合図により競技時間計測を開始し同時に競技車両がスタートします。
スターターによる合図前のスタートゲート内の侵入はフライングとし再スタートとする。
全ての車体および積載物および競技者がゴールゲートを通過した時点で計時を終了し数字をオフィシャルタイムシートへ記入する。
エントラントはオフィシャルタイムシートに記入された数字を確認しオフィシャルタイムシートへサインをする。
※車両がすでにゴールゴールゲートを通過していても車体から脱落した部品や積載物や競技者がセクション内に残留している場合はゴールとならないので計時を終了しない。
※計時を終了していなければゴールからコースへの再進入ができます
ゴールをいったん通過してもUターンして後続車のレスキューへ向かう事ができます
コーステープの切断があった場合は競技終了とし順位を最下位とします。
セクション内に設けられたポールへの車体、および車体から導かれる牽引用品の接触は競技終了とし順位を最下位とします。

【ジャンクション設定】
セクション内に分岐点(ジャンクション)を設けられている場合、ジャンクションでは必ず各車が左右に分かれて通過する事。
ジャンクションを通過した後は逆走によってジャンクションを超えてスタート方向へ戻る事は出来ません。(分岐点は一方通行)
ジャンクション通過後のルートはコース難易度が変えてありますのでそれぞれの競技車両がどちらを走行するかは任意に選択してください

【ゲート設定】
セクション内にゲート(イエローテープでコース左右が区切ってある区間)が設定されている場合があります
ゲート入り口にゲート表示が掲示されていますので入り口から出口に向かってゲートを通過してください
イエローテープで区別した区間から進行方向の車体後端が通過した時点でゲート通過とします

Aゲート,Bゲートとなっている場合はそれぞれのゲートを別々の1台が通過すれば良い事とします
例;Aゲートをジムニーが通過し、かつBゲートをランクルが通過した→OK
Aゲートをランクルとジムニーが通過したがBゲートは通過しなかった→NG
A1,A2、B1,B2とゲートが設定されている場合はA1→A2ゲートの順番に通過してください
同じくB1→B2ゲートの順番に通過してください
この場合A1→B2の通過でもB1→A2の通過でもOKです
要は二台の競技車両がAとBの二手に分かれて通過すれば良いです
但し1→2の順番は守ってくださいと言う事です

【競技中のレスキュー行為】
セクション内でのスタック車両へのリカバリ作業、車両牽引作業を認める。
車体牽引箇所は赤または黄色のマーキングを施した牽引のために設計施工された部分のみ使用する事。(牽引フック以外の部分を使用しての牽引を禁止)
セクション内での車両に対して人力でのレスキュー作業を禁止します(手で押す、車体へ掴まる等の行為)
セクション内でのハイリフトジャッキを含むジャッキ類の使用を禁止します。
セクション内でのスコップ類、ハンドウインチ、チルホールの使用を禁止します。
セクション内でのワイヤーロープの使用を禁止します。
牽引用ロープはソフトカーロープタイプのものかファイバー素材の牽引用ロープを使用する事。
ウインチドラム内のワイヤーにおいてもファイバーロープとする事。
スタート時点に積載されている用具以外の使用を禁止します。
車両が横転したとオフィシャルに判断され競技続行が不可能または危険とみなされた時点ですみやかにエンジンを停止し安全措置を執った上でオフィシャルの指示にしたがってください。
但し、一時的に横転状態になってもその後外部からの助力無しに横転状態から復帰し安全な走行が可能な場合は横転と判断しない場合が有ります

車両が横転したと判断された時点で競技終了し順位は最下位とする。

セクション内で競技者が車両を降りる場合はエンジン停止し確実な車両の固定措置をとる事(パーキングブレーキ、パーキングポジションの確認など)

【競技に参加するための服装と注意点】
セクション内で車両を運転操作する場合はシートベルトを装着する事
セクション内ではJIS規格以上の自動車用または自動二輪用ヘルメットを着用する事。
セクション内ではグローブを着用し長袖、長ズボンを着用し首から下の肌の露出をしない事。
※半キャップ、軍手、工事用ヘルメットなどの使用は認めない
セクション内での行為が危険とみなされた場合や競技進行を妨げると判断された場合は警告を受けます。警告を遵守しない場合は競技終了となり順位を最下位とする。
競技者はコーステープを跨ぐなどしてコース外へ出てはならない。

【車両安全規定】
センターピラーの無いオープンボディ車両においては6点式以上のロールケージを装着する事。(例:三菱ジープ、スズキジムニーSJ-10、CJ-7)
純正形状で4点式ロールケージ上方からフロントウインドウフレームの左右へ補強支持部品がある場合は可とします。
ドアの取り外しは基本的には認めない。
ドアを取り外した場合は乗員保護のために強度のあるスチールパイプなどで保護策を講じる事、その場合は速やかに車外へ脱出できる構造を有する事。
オープンボディ車両においては天井部分の幌は取り外さないこと、取り外した場合はセイフティネットで乗員の飛び出し防止策を講じる事。
モディファイクラス車両は6点式以上のロールケージを装着する事。
バン型の車両についても4点式以上のロールケージを推奨します
シートベルトについては4点式以上のものを推奨しますが3点式のシートベルトも可とします。
モディファイクラス車両においては4点式以上のシートベルトを装着する事。
バッテリー端子が車体に触れてショートしないように絶縁処理すること。
オイル類、液体類のフィラーキャップは緩みのないように確認しテーピング処理を施すこと。
車体の前後に十分な強度のある牽引部位を装備し赤色か黄色でマーキングする事。一部のジムニーには純正フックであっても強度が不十分な物があるので注意する事。(牽引部分として認めない場合があります)
リーフサスペンションの車両はシャックルに赤色か黄色でマーキングする事により牽引部と設定する事もできるがこれは現在においての暫定的な判断であるので専用に牽引箇所を設ける事を推奨する。
モディファイクラス車両などで牽引フックの設定の無い車両は牽引フックの代わりに牽引可能な箇所に赤色または黄色でマーキングする事。
以上の条項を満たしても牽引フック強度、ロールケージ強度、車体形状などで十分な安全確保がされていないとオフィシャルが判断した場合は出場をお断りします。
車両用消火器を装備する事を推奨します。

【同乗者について】
競技経験の少ない方の為に以下のルール追加を行います。
競技が初めてで1人での運転が不安だと感じる方は経験者の同乗を認めます。
但し競技の安全な進行を指導する目的に限ります。
同乗者もヘルメット、グローブ、長袖長ズボン、シューズの着用が必要です。
同乗者の方の名前はリザルトには記載されません。
受付時に同乗者希望の旨を申告してください。
エントリーフィーに変更はありませが申込書、誓約書の記入が必要です。

2016年からシリーズランキング制を導入します
エントリーの方は「チーム名」を決めてください
シリーズランキングの集計は「チーム名」を基に集計いたします
チームは最大3名までのメンバーで構成できます
1大会での出場は2台までですが予備のメンバーとして1名の追加を認めます
3名でチームを構成しそのいずれか2名がエントリーすれば同一チームとして扱います
但しチーム名は通年を通して同一のものを使用してください


文章で見ると難しいですが、出場すると意外と簡単です!