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他店修理にてロゴ文字が塗膜でボケたロリンザーRS8を再生&再塗装

2020年10月25日
他店にて修理・塗装をされたロリンザーRS8の19インチホイールです。

Lorinserのロゴ文字が塗膜に埋まってボケてしまい、それを元に戻したいというご希望で、京都府よりご依頼いただきました。



どの程度の修理内容だったかは当社では分かりませんが、既存の塗装に上塗りされていると言う事は、軽度のガリ傷程度の修理だったのかな?と想像します。

修理箇所が部分的で軽度であれば、ざわざわ既存の塗装を剥離はせずに、既存の塗装に足付けをしてウレタン塗装上塗りするのは当社でも同じですが、その結果ここまでロゴ文字がボケてしまうのも、持ち主様にとってはちょっと辛いですね。

こうすればこうなる、と言う事前のご説明・ご相談は大事だと改めて感じました。

ぶ厚い塗膜でこうなってしまった以上は、塗装は完全に剥離し、一旦素地の状態に戻してから再塗装にする必要があり、丸ごと再塗装にすると、少なからず元の色合いとは全く同じと言う訳にはいきませんので、4本同時作業する事になりました。

今回現物をみて、上塗りでロゴがボケてしまったのは、ユーザー様とのやり取りの上での問題ですが、インナー側にバランスウエイトを剥がした後の両面テープの残りがあり、除去もせずに、マスキングで裏面を仕切りもせず、そのまま塗装されているので、両面テープにも塗装ミストが付いていました。

ロゴのボケは、作業上の問題でどうしてもそうなる事は分かりますが、むしろこちらの方が、どうなのかな?と思います。



早速まずは塗装剥離します。

ロゴがあまりにボケていたので、もしかするとロゴも削られている可能性もあるのかな?と思いましたが、ロゴ字体は削られてはおりませんでした。

4本で多少のロゴのエッヂ感の差はありますが、特に問題ないレベルです。




続いてシルバー塗装を行います。

塗装剥離、ブラスト研磨後にさらにバレル粗研磨にかけ、塗装の下地を作ります。



1コート目にシルバーをパウダーコートします。



焼付けてシルバーを硬化させ、2コート目にクリアーをパウダーコートします。




もう一度焼き付けて完成です。

今回ついでなので、センターキャップのポリッシュも綺麗にやり直しです。

元のクリアーを剥離、ハブ磨きでポリッシュを整えてからクリアーをパウダーコートです。




完成です。








問題のロゴ文字もくっきりです。



パウダーコートは360°隅々まで塗膜が均等にいきわたりますので、どの面もツルツル肌です。

また、塗膜強度も溶剤塗装の比では無い位強いので、今回ロゴの再生と併せて塗膜の強化にもなったと思います。