アブフラッグ18インチ 左右色違いカスタム塗装+ダイヤモンドカット
古いホイールですので、痛みや劣化が相応にあり、カスタム塗装とダイヤモンドカットでのリフレッシュリメイクご希望で北海道よりご依頼いただきました。
リムはインナーはブラック、アウターは鏡面ポリッシュご希望です。
先にインナーの黒塗装を行いますので、回転研磨後にブラックをパウダーコートします。
アウター作業の画像がありませんが、焼き付けてブラック硬化後に、アウターを鏡面ポリッシュに磨きを掛けます。
ポリッシュへのクリアー塗装有無は目的により選択となります。
鏡面の輝き重視はクリアー塗装無し、メンテナンス性重視はクリアー有り、と言う感じになります。
ただし、クリアー塗装無しは保護膜となるクリアー膜が無いので、徐々に酸化により白濁りしてきます。
酸化白濁りはDIY手磨きで解消にはなりますが、定期的にメンテナンスをしながら維持していく必要があります。
一方クリアー塗装有りは、クリアーが保護膜となるので、酸化白濁りはしませんが、鏡面無垢の状態に比べると2割程輝き感が引けます。
また、いずれクリアーの下に水分が混入し、それが白錆となります。
白錆は、クリアーを剥離し素地を磨かなければ除去になりませんので、DIY処理は出来ません。
以上のように、ポリッシュに対するクリアー塗装有無はどちらも一長一短あります。
今回はクリアー塗装有りご希望ですのでクリアーをパウダーコートします。
今回メインのディスクの作業です。
まずは元の塗装を剥離し、ブラスト研磨で素地を整えます。
通常の塗装方法でキャンディールックになるイリュージョンピンクと、光の当たり方でレインボーに輝くプリズマティックユニバースで左右で色違いにします。
イシュージョンピンクとプリズマティックユニバースをパウダーコートします。
一旦焼き付け硬化させます。
イリュージョンピンクは専用クリアーとの熱反応で本来のカラーに変色するため、この段階ではピンク感は全くなくシルバーです。
クリアーをオーバーコートし、もう一度焼き付けし、本来の色になります。
段違いスポークの高い面はダイヤモンドカットにします。
リムと組付けて完成となります。
ピアスボルトは錆で再使用出来なかったので代用品と交換してあります。
プリズマティックユニバースは光を当てるとレインボーに輝きます