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RAYS TE37 14インチ 再塗装ホイールをレイズフォーミュラーシルバー近似へ再塗装

2019年6月11日
RAYS TE37の14インチです。
中古で購入され、元々はレイズ純正のブロンズアルマイトを、全オーナー様が塗装されているとの事でした。
どの程度の物をどのようなレベルで修理、塗装されたのかがこちらでは分からないため、元々の状態の良し悪しよりも、修理歴や塗装歴があるホイールが施工において一番不安材料が多いです。
今回は、レイズ純正色のフォーミュラーシルバー近似でパウダーコート塗装ご希望で、埼玉県からご依頼いただきました。




◎塗装剥離から下地処理
まずはいつものように塗装を剥離、サンドブラスト研磨からバレル粗研磨にかけます。
塗装されているとの事でしたが、塗装の方法の良し悪しよりも、素地の腐食の浸食がかなり酷かったです。
おそらく腐食が酷くなってきたので、腐食を隠すためにお化粧塗装をしたものと思います。
研磨では腐食侵食が消えない位浸食が酷かったので、パテで埋めます。
ホイールの修理においては、本来はパテは使いたくはありませんが、今回に限っては致し方ありません。
最終的に塗装はパウダーコートですので、高温に耐えうる通電性のあるパウダーコート専用のパテを使います。
一通り浸食部分をパテで埋めます。




高温で焼付けパテを硬化させてから面研します。







◎パウダーコート塗装
本来は素地の状態にカラーを塗装しますが、今回は前途の通りパテを広範囲で使いましたので、一応ベースコートとしてドライプロテクター(プライマー)をパウダーコートします。
インナーリムも全面に渡り、腐食が広がっていましたが、これだけの広範囲でパテを入れる訳にはいきませんので、インナーに関してはプライマーである程度埋める事にします。




焼付けてプライマーを硬化させ、プライマーを面研をしてから、今回のカラーであるウルトラブラッククロームをパウダーコートします。




もう一度焼き付けてウルトラブラッククロームを硬化させてから今度はクリアーをオーバーコートします。





◎もう一度焼き付けて完成です







ガリ傷があったり曲がりがあったりしてもそれらは修理は出来ますが、素地の腐食はどうしようもありませんので、中古購入は、出来れば酷い腐食のない物、修理歴、塗装歴がない物の方が良いです。