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フォークバケットの構造(開閉構造)と日常メンテナンス箇所(給脂箇所)について

2019年12月25日
油圧ショベルアタッチメント「フォークバケット」を、初めての導入を検討されているお客様から、『どんな構造となっているのか?』『日常のメンテナンス箇所はどこなのか?』というお問い合わせも多く頂くことから、簡単にご説明いたします。


まず、フォークバケットは、名前の通り「物を掴むフォークと掘削するバケットを組み合わせた製品」で、「年中、油圧ショベルに付けっぱなし」で使用しているユーザーも少なくありません。利用されるユーザーの業種も様々で、解体業,土木工事業,林業,酪農業など広い分野で愛用されています。

※写真は0.45m3(12-16t)クラスです。

愛用される理由の多くに、

  • フォーク収納時には、一般的な掘削バケットと同様にストレス無く使用できる
  • フォークの開口幅が広く、掴む力(グリップ力)が強力
  • 故障がほとんど無く、長持ちする
  • メンテナンス箇所が少なく、手間と費用がかからない

ということが挙げられます。


◉フォークバケットの開閉構造について

バケットの「前方部の左右と、後方部の左右に、計4つのカバー」があり、取り外しができます。カバーはボルトで留めており、通常はカバーを取り外す必要が無い為、防塵・防水を兼ねてコーキングも施してあります。


※参考写真は、0.45m3(12-16t)クラスです。

カバーを取り外すと、「左右に各1本、油圧シリンダー(ハイスペックシリンダー)を収納」しています。バケット重量を抑えつつバケット容量を確保することと、フォークの開口を大きく取るために、収納が工夫されています。油圧シリンダーは、高耐久のハイスペックシリンダーを搭載しています。

※参考写真は、0.45m3(12-16t)クラスです。

油圧シリンダー(ハイスペックシリンダー)の作動を動画でもご覧ください。



◉日常のメンテナンス箇所(給脂をする箇所)について

日常点検に於いて、給脂(グリースアップ)をする箇所は「左右2箇所ずつの、計4箇所」です。給脂(グリースアップ)は、ピン回りの摩耗を防ぐために行います。
*その他の点検箇所は、一般的な標準バケットと同様です。


※参考写真は、0.45m3(12-16t)クラスです。



フォークバケットについてご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。