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バケットクラッシャーで製造した再生骨材の使用前の品質管理基準

2016年1月9日
 新材、再生材のに関わらず公共工事で砕石を使用するには、品質試験で合格されたものと証明されたもので無ければ使用できません。
砕石場から購入してくるものについては、販売者に材料証明の試験書をもらえば済みますが、現場で自ら再生した再生骨材の使用に当たっては自ら材料試験をしなければなりませんので、問い合わせの多くを簡単に書きます。

 基本的には公共工事の場合は国や各都道府県が発行している「公共工事共通仕様書」に従い進めて行きます。これらには試験頻度、試験方法、品質合格基準などが全て記されており各都道府県の仕様書を見ると記載内容が全て同じではないですが、国(国交省)に準拠していれば大半はこの範囲内です。※高規格道路などは別
再生骨材製造バケットクラッシャー
再生骨材試験

 次に試験の内容ですが砕石については利用する目的によって試験の要求度は異なります。

1.基礎材
【試験に必要な量-15㎏(おおよそ土嚢袋1〜2袋)】
ア.骨材のふるい分け試験(粒度試験)
試験頻度-採取地毎1回
※基礎材としての利用であれば上記試験のみでOKです。この試験はその場で試験を行い(現地)、その場で判定結果が出ます。費用は5万円位。
試験頻度が採取地毎1回になっています。この「採取地」の言葉の定義は定まっておらず、解釈が曖昧てす。発注者にご確認ください。

2.路盤材(凍上抑制材)―温暖な地方では馴染みのない用語かと思います。寒冷地では凍結(凍上)深度に於いて地盤が凍り、膨張し隆起による路体の損壊を防ぐために砕石に置き換える層(凍上抑制層)のことを指します。
【試験に必要な量-30㎏(おおよそ土嚢袋2〜3袋)】
ア.突き固めによる土の締固め試験
試験頻度-採取地毎1回、室内試験に於いて最大乾燥密度を割り出す試験です。
イ.骨材のふるい分け試験(粒度試験) ※1.に詳細記載
ウ.骨材の洗い試験
試験頻度-採取地毎1回、室内試験
エ.凍上試験
試験頻度-採取地毎1回、室内試験
※これらについては室内試験によるもので報告結果がでてくるのに最低10日はかかります。費用は15万円位。
試験頻度が採取地毎1回になっています。この「採取地」の言葉の定義は定まっておらず、解釈が曖昧てす。発注者にご確認ください。

3.下層路盤材
【試験に必要な量-15㎏(おおよそ土嚢袋1〜2袋)】
ア.修正CBR試験
試験頻度-施工前1回
イ.骨材のふるい分け試験(粒度試験)
試験頻度-施工前1回
ウ.骨材の洗い試験 ※2.に詳細記載
エ.凍上試験 ※2.に詳細記載
オ.粗骨材のすりへり試験
試験頻度-施工前1回
※これらについては室内試験によるもので報告結果がでてくるのに最低10日はかかります。費用は15万円位。
試験頻度が施工前1回になっています。この「施工前」の言葉の定義は定まっておらず、解釈が曖昧です。
発注者にご確認ください。

 発注者からもよく、一軸圧縮試験は必要かと尋ねられますが、仕様書ではあくまですりへり度の成約となっているため圧縮強度などの強度規定はありません。
※すりへり度の規定があるのは3.の下層路盤材のみです。

これらのことにより、厳密に行くと凍上抑制層材や下層路盤材として現場で使用するには半月以上前に現場で試験破砕をし、試験結果が出てから現場利用しなければならないということになります。
この場合は、実際の現場から再生骨材とするコンクリート片を持ち帰り、別の場所で同一の機械で破砕し、試験に出すのか一般的です。
そのような場合はご相談にのりますのでご連絡ください。

 上記の試験に於いての合否基準についても、共通仕様書の中に記載があります。
私が担当した50以上の現場で試験値がoutになったことは一度もありません。
気を付けなければならないのは、0-80mmの規格の場合は90mmを超えたものが1粒でもあるとoutです。0-40mmの場合は5390mmを超えたものが1粒でもあるとoutと非常にシビアです。細かい側を見ると0.075mmのふるい通過率15%以下、4.75mmは20〜65%となっています。
一次破砕のみで商品規格とする場合には、この合格する粒度分布を利用し、細かい側の砕石を作るようにします。このことにより規格外の発生を防ぐことができます。


問い合わせの多い、産業廃棄物処理法、リサイクル法の中での現場内再生の位置づけに関してもその内アップします。



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