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X-FLAIL80の河川堤防/堤内地除草(草種:ヨシ/アシ)性能テスト結果

2021年7月15日
リモコン式(ラジコン)草刈ハンマーナイフモア「X-FLAIL80」河川堤防(堤内地)除草 性能テスト【ヨシ(アシ)編】

今回の現場は年1回刈り(集草無し)の河川堤防(堤内地)で草刈り試験を行いました。


◉機械仕様

アースモアPROシリーズ 「X-FLAIL80」
刈幅 : 80㎝
草刈方式 : ハンマーナイフモア
刈高 : 0〜90mm
装置 : 油圧を使用しない電気式
作業能力 : 1時間に最大3,800m2(走行速度は最高速8km/時、作業速度を4km/時で行った場合)
最大斜度 : 横刈り45度、縦刈り35度(登坂)
リモコン通信距離 : 150m


◉現場状況

草種 : ヨシ(アシ)高さH=2.0m
斜度 : 0〜20度
現場状況 : 河川堤防(堤内地)
走行速度 : 低速 約2km/時


◎結果

今回の現場は年1回刈り(集草無し)の河川堤防の堤内地で多年草のヨシ(アシ)の群生地です。毎年刈りっぱなしで集草が無いため地面も草の堆積のためフカフカの状態で、粉砕した草が機体から抜けずに刈幅1.5mの搭乗式ハンマーナイフモア(定格出力27.5kw)でも負荷が掛かりエンストしてしまい、2段刈りを行っています。

作業速度は2km/hで行い、機体下で粉砕した草が詰まらない様に比較的短い距離で前進・後進を繰り返しながら作業を行いました。作業量はおおよそ1,400m2/時と少な目です。笹やイタドリ、小木の方が苦戦しそうなイメージですがこのような現場の方が作業条件として厳しいです。草種が細く柔らかいほど一度の走行で細かく粉砕します。地面に草が堆積していると走行の際にキャタピラがそこに沈みこむ状態になるため、機体下のスペースが無くなり粉砕した草の排出が困難になり破砕シャフトに負荷が掛かかることが原因です。1度の刈幅を減らしたり前進・後進を多めに行い作業をするなどの工夫が必要です。


【河川堤防(堤内地)】

操作は操作歴2分のお客様です






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