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BBS RS PCD(ピッチ)加工/PCD(ピッチ)穴開けについて

2019年8月30日
BBS RSのPCD(ピッチ)加工/PCD(ピッチ)穴開けについてです。
方法としては、空いているスペースに新規で穴を開ける「新規穴開け」と、既存の穴を利用し、穴の中心を移動させた位置にテーパーブッシュを埋め込む「スライドピッチ」と言う方法の2通りあります。
PCDによってはどちらが出来てどちらが出来ないかがあります。


◎空いているスペースに新規穴開け
既存の穴と穴の間に新規で穴を開けますので、バックパットがフラットのタイプに限ります。
逃げのあるタイプは、逃げの部分に新規の穴が空く事になるのでこのままではNGです。




バックパットがフラットではないタイプの場合は、フラットになるまでスライスをする必要があります。
モデルにより逃げの深さは異なりますが、このRSの逃げの深さは約18㎜で、これがフラットになるまでスライスします。
当然スライスした分プラスオフセットになります。





これは元が114.3/5、新規穴が100/5です。




RSはセンターキャップを固定するためのネジが切ってある縦柱がありますが、この直径がインチにより違います。15インチ以下は約70㎜、16/17インチは約83㎜です。




このRSは16インチなので縦柱の直系が83㎜あります。
そこへPCD100の穴ですので、縦柱との距離が近くなるため、HEX19、HEX21のナットはナット外径が大きく縦柱に干渉する為使えません。
縦柱に少しザグリを入れる事で、薄口ソケット&HEX17のナットが使えます。
15インチ以下は縦柱直径が70㎜なので、HEX19、HEX21のナットも普通に使えます。





◎既存の穴を移動させるスライドピッチ
埋め込むテーパーブッシュはフランジ直径が約28㎜程あります。




これは縦柱直径83㎜、PCD114.3で、既存の穴にテーパーブッシュを乗せた画像です。
テーパーブッシュのフランジが大きいため、この時点で縦柱にかなり近くなります。
PCDを既存のPCDより広くする、もしくは114.3→112のような極僅かな移動ですと可能な場合もありますが、狭くする場合は不可の場合がほとんどです。