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ロータリーナイフモアXRot×ハンマーナイフモアX-FLAIL 相対比較

2021年6月30日
リモコン式草刈機アースモアPROシリーズ ロータリーナイフモア「XRot」とハンマーナイフモア「X-FLAIL」の相対比較

ロータリーナイフモア「XRot」とハンマーナイフモア「X-FLAIL」には除草する仕組みが異なり、作業を行う除草場所の状況にによりどちらが適しているか見極める必要があります。それぞれにメリットとデメリットがありますので参考にしてください。

【ロータリーナイフモア「XRot」】


リモコン式草刈ロータリーナイフモアXRot80/XRot95の草刈り構造


【ハンマーナイフモア「X-FLAIL」】


リモコン式草刈ハンマーナイフモア「X-FLAIL80」の草刈り構造



除草の仕組み

◎ロータリーナイフモア「XRot」

機械真下の地面と平行についているブレード刃(三分割)が1分間に2,500回転(スイング)し、草を根元から刈り取りながら粉砕します。刈り高は30〜120mm(電気調整)です。※XRot95 EVOは30〜150mmです。 粉砕粉砕サイズは草種や草丈、走行回数や速度により異なりますが概ね50〜200mmです。粉砕サイズは走行回数や速度により調整します。

<適/不適地>
ロータリーナイフモアは造成地で年に1回は草を刈るような比較的管理された場所(公園、農地、堤防、レジャー施設)に適しています。地面と平行にブレード刃が回転するため刈残しが無く綺麗な仕上がりです。草種や草丈き選ばず作業します。落ちた小さな小枝は粉砕しますが、自生している小木や刈り高以上の転石や倒木が多い場合は適しません。





・作業の様子


◎ハンマーナイフモア「X-FLAIL」

機械前面についているシャフトが1分間に2,500回縦回転(地面から上に向かう回転)し、草をシャフトに付いているモア刃40枚で叩き粉砕します。刈り高は0〜90mm(電気調整)です。粉砕サイズは草種や草丈、走行回数や速度により異なりますが概ね50〜200mmです。粉砕サイズは走行回数や速度により調整します。

<適/不適地>
ハンマーナイフモアはロータリーナイフモアが得意とする比較的管理された場所(公園、農地、堤防、レジャー施設)にも有効ですが、強みは前面部での粉砕のため不整地などでの走行性に優れ、破砕する馬力(トルク)が高いので自生している小木(幹径φ20mm)程度であれば粉砕します。林道や山林など定期管理されていない場所に有効です。シャフトの回転により石を拾うと前面に飛び石の危険性があるため作業には注意が必要です。※飛び石防止カバーの安全対策はしています。





・作業の様子



走行性

ロータリーナイフモア「XRot」、ハンマーナイフモア「X-FLAIL」共にほとんど変わりません。※XRot95 EVOは機体幅が広く低重心設計のため安定度が増しています。

  • 最大傾斜 : 横刈り45度、登坂35度
  • 走行速度 : 0〜8㎞/時


展開性

現在、ロータリーナイフモア「XRot」に限り「GPS自動ドライブシステム」など様々なオプションをご用意しています。


価格

ロータリーナイフモア「XRot」に比べ、ハンマーナイフモア「X-FLAIL」の販売価格が25%程度高い設定となっています。


◎総評

機種の選定に対しその観点により異なります。管理造成地、山林問わず様々な現場で作業を行いたい場合にはハンマーナイフモア「X-FLAIL」をお勧め致しますが、比較的管理された場所(公園、農地、堤防、レジャー施設)での使用と限定される場合や、GPS自動運転作業をしたい場合、構造物の縁も綺麗に除草したい場合、除雪ブレード、スプレイヤー(噴霧器)を必要とする割合が高い方には、オプション豊富なロータリーナイフモア「XRot」をお勧め致します。

ご不明な点がございましたらお気軽にお問合せ下さい。