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溶接2ピースのBUDRUCKER SD-6をブラッシュド+キャンディー塗装

2023年3月18日
ハイエースカスタムでは定番の415コブラのBUDRUCKER SD-6の18インチホイールです。

現状は販売時のままで、リムはアルマイト、ディスクはシルバー/カットクリアーで、これをブラッシュド+キャンディーでカスタムリメイクご希望で北海道よりご依頼いただきました。

このホイールは見た目は2ピースですが、ピアスボルトはダミーの飾りで、リムとディスクが溶接になっており、実際は分解出来ないタイプです。

このようなタイプを溶接2ピース(嵌め殺し2ピース)と言います。
※詳細は「溶接2ピースとは?」をご覧下さい。

構造は2ピースですが、リムとディスクが分解出来ないので、修理やカスタム/リメイクには不向きなタイプで、出来る事が極限られます。


今回はイメージをお聞きし、それに対して出来る作業で仕上げをご提案し、リムとスポークサイドはブラック、スポーク天面はブラッシュド+キャンディーに決まりました。

最初の作業画像ありませんが、まずは元の塗装を剥離し、ブラスト処理後に一旦ブラックで丸塗りします。

その後にスポーク天面のブラックを剥ぎ落しながらブラッシュド目を入れます。



1コート目にスモーク系では一番濃いタイプのキャンディーリキッドスモークをパウダーコートします。

この時本来ブラックの面にはパウダーは電着させる必要は無く、スポーク天面だけで良いのですが、パウダーコートはマスキングで仕切って部分的だけ塗装と言う事は出来ないので、ブラックの面にもパウダーが付着してしまいます。

ですが、ブラックは他のキャンディーカラーが乗っても自分(ブラック)より明るいので、ほぼ影響を受けません。

特に今回はスモーク系なので、全く影響無しです。



焼き付けて硬化後にクリアーをオーバーコートします。




もう一度焼き付けて完成です。









ダミーピアスボルトは今回は普通にネジ式だったので、再使用出来ましたが、溶接2ピースタイプの多くは樹脂の圧入が多いので、この場合ですと壊して外すため再使用は不可になり、代替え品を用意する必要があります。