油圧ショベル強力220Vマグネットの低価格導入のご提案
バックホウで吸着が強力なマグネットを使用したいとのご相談を頂きます。
24V式のマグネットの場合は、バックホウのバッテリーから電源を取れるため簡単に利用できます。しかし、電圧が非常に低いため鉄くずの吸着量にも限度があり、補助作業的に使用する場合に利用が限られてきます。220V式のマグネットになると吸着量は24V式の5倍以上となりますが、発電機が必要となります。発電機は振動に非常に弱いためバックホウに載せるには防振仕様とする必要があります。バックホウの油圧から取る小型の油圧発電機もありますが、油圧ポンプをの取り付けなどが必要となるためこれだけで200万位かかってしまいます。
そこでご提案は、通常の9.9KVA発電機を動力源とする、交流から直流に変換する分電盤を使用することによりこれをバックホウに搭載し、簡易的に220Vマグネットが利用できるようになります。危険防止で一定以下に電圧が低下するとブザー音が鳴り、操作する運転手は作業中でも電圧計で確認できます。
分電盤は、入力側が発電機3相交流200V制御出力をDC220V-20Aとしています。3相トランス・電圧計・電流計・電圧低下アラーム警報機付で安全にも配慮しています。発電機は通常の9.9KVAなので中古やリースでも簡単に手に入ります。発電機はいろいろと利用可能なので便利かと思います。
吸着脱のスイッチはリモコン仕様にもできます。
ちなみに、マグネット上部に油圧発電機内蔵型のマグネットはありますが振動に弱いため、コンクリート殻や鉄くずの山をマグネットでかき寄せながら行う作業には向いていません。これであれば心置きなく作業ができますね。キャプタイヤが邪魔で動き回れないのが一番の難点ですが。
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