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日立建機ZX225用に発電機の導入費が不要な24Vマグネットを納品

2020年6月19日
九州で金属くず商を営む老舗中堅会社様に、油圧ショベル0.7m3(20t)クラス(日立建機 ZX225用)に取り付け使用する「ジュピマグJP700-24V」を納品させて頂きました。


ピン・ブッシュを交換することにより、0.45m3(12t)クラスでの使用も可能としています。


油圧ショベル、トラックで使用できる発電機不要な強力マグネット

220Vマグネットを使用する場合は、電源とする油圧発電機又はエンジン発電機が必要です。マグネット以上に高価な発電機の導入費を考えるとなかかな手が出ないという方や、バッテリー式のマグネットでは使用できる作業時間が短く、使用後の充電なども煩わしいという方が少なくありません。

ご紹介する24Vマグネット「ジュピマグ」は、24Vバッテリーが搭載されていればこれを主電源としてマグネットの吸着を行うため、発電機は不要です。


接続方法

マグネットの付属品として、①分電盤(制御盤)、②電流計、③スイッチ、④配線がセットとなっており、この付属品で簡単に接続し使用が可能となります。
バッテリーの+端子に④配線を接続し、①分電盤に接続します。(分電盤ケースは防水仕様となっておりますが出来る限りボンネット内又はキャビン内に入れることをお勧めしています)更に①分電盤に、②電流計、マグネットに接続するキャプタイヤケーブルをそれぞれ接続します。②電流計はキャビン内に設置し、電流計にスイッチの配線を接続します。キャプタイヤケーブルは油圧ショベルの腕やクレーンの竿に這わせます。(クレーンで使用する場合は専用のキャプタイヤ巻取りリールを用意)



使用方法

スイッチONで吸着、OFFで脱着となります。
マグネットの使用時間は油圧ショベルやトラックに搭載されているバッテリーの容量と、バッテリーを充電するオルタネーターの大きさに起因する点です。一般的には使用率(%ED)は50%です。これは吸着時間と吸着していない時間が半々を意味します。吸着時間が長いとバッテリー充電が追いつかず電源切れとなります。又、マグネット温度が上がると吸着率が下降します。このため電流計を確認しながら一定の作業バランスを見極める必要があります。
※推奨ーバッテリー60Ah×2個以上、オルタネーター50A以上
(油圧ショベル標準参考例 : PC78-60Ah×2個/35A、PC120-60Ah×2個/85A)


マグネット径は6種をご用意

マグネット径は下記のφ500mm、φ600mm、φ700mm、φ800mm、φ900mm、φ1000mmの6種からお選びできます。


※油圧ショベルでは0.25m3(7t)クラスでφ500mm、0.45m3(12t)クラスでφ600mm、0.7m3(18t)クラスでφ700mmを選択する方が多いです。
ミニショベル0.2m3(5t)以下につきましては12Vマグネットをご用意しております。


特注いたします

各油圧ショベルに取り付けるブラケットタイプから3点チェーン吊りなど承ります。又、ツース(爪)の取り付けも可能です。


先日、日立建機 ZX225用納品させて頂いた、「ジュピマグJP700-24V」
ピン・ブッシュを交換することにより、0.45m3(12t)クラスでの使用も可能としています。