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BBS RS ステンレスジャケット撤去+PCD加工+ブラッシュド/スモーククリアーカスタム

2018年2月15日
愛知県からのご依頼です。
BBS RS700/701です。一般的に出回っているRSではなく、ドイツ製のOEMモデルのRSです。
かなり古いホイールですので、全体的にそれなりに傷んでおります。今回はリフレッシュを兼ねてブラッシュド+スモーククリアーカスタムと同時にPCD加工も同時に行います。
また、リムにはステンレスのカバーが被っているステンレスジャケットタイプで、ジャケットの修理再利用は出来ませんので、この機会に撤去し、素地を磨いてポリッシュ仕上げにします。



リムとディスクを分解し、まずはリムのステンレスジャケットを撤去します。



リムの塗装を剥離、回転研磨で下地を整えます。
スモーククロームをパウダーコート、一旦焼き付け硬化後にクリアーをリコートします。
最後にアウターリムの鏡面研磨を行い、クリアーレスご希望ですのでこれでリムは完成です。







次にディスクの加工です。
PCD加工を先に済ませます。
既存の穴と穴の間にPCD112で穴を新設しますが、穴と穴の間の裏面が凹になっていますので、この凹が平面になるまで約5㎜スライスしてから、PCD112/5穴を新設します。赤丸が新設したPCD112です。5㎜スライスした分、ハブの入り口も同じく5㎜掘り下げます。




穴の端がイビツに見えますが、元々デザインホールがあり、そのデザインホールがPCD112よりも少し大きかったために僅かに残りました。穴はただボルトが通るだけですので精度の良し悪しは関係ありません。ボルト座面のテーパー面さえしっかりしていれば問題ありません。



ディスクの塗装を剥離し、ウインドウ(メッシュ間)はウェットショット、天面はブラッシュド加工です。センタープレートも同じく加工をします。







トップコートはキャンディーTinted Clear Dark(スモーククリアーダーク)です。




センターキャップはバレル研磨にかけてポリッシュを整えます。



それぞれの個別作業が完了し、組み付けをして完成となります。








オーナメントはお客様の方で新品をご用意されました。
ウェットショット・ブラッシュド・スモーククリアーの組み合わせは、渋く無骨が雰囲気になり良く似合います。