ローバーmini用Valtain10インチホイールをリフレッシュ/色変え塗装
経年での塗装劣化・艶引け、特に裏側はブレーキダストのこびり付き、錆・腐食が酷い状態で、今回リフレッシュを兼ねて色変えもご希望で、東京都よりご依頼いただきました。


作業の途中画像撮り忘れましたが、塗装剥離、ブラスト研磨、回転研磨で素地を整えます。
特に裏側の腐食が酷かったので、このままいきなり塗装・焼き付けを行うと、沸きが出る事間違いありませんので、沸き防止のために塗装直前に下焼きを行います。
今回色変えのご希望色が、ボディカラーのボルカニックオレンジ近似カラーでした。
パウダーコートは溶剤塗料のように色の調色は出来ませんので、同系の近そうな色を選定し、その中でも3色程度厳選し、実際に取り寄せて塗り板に試塗装し、お借りしたサンプルブツと比べて決めていきます。

それでもズバリ全く同じとはいきませんので、近い感じであればOKであればそのまま丈夫なパウダーコート仕上げで可能ですが、ズバリ同じ色でと言う場合は、近いカラーで塗装しそれを下地(サフェーサー)の代わりにし、表面に調色をした溶剤塗装で着色します。
この場合、裏側はパウダーコートなので密着は強いですが、表面の最終塗膜は溶剤塗装となるため、密着は良いとは言えませんので、例えば飛び石等の何かきっかけが出来れば、そこから伝染して剥がれやすくなります。
なので、溶剤を使わずにパウダーコート仕上げが理想です。
今回は近ければOKと言う事でしたので、溶剤塗装はせずにパウダーコート仕上げでいきます。
試塗装した中で一番近いカラーを1色選定し、パウダーコートします。
焼き付け硬化後にアウターリムをポリッシュ磨きをします。
最後にクリアーを丸塗りし、もう一度焼き付けます。
ポリッシュに対してのクリアー有無はご希望で選択になります。
鏡面の輝き重視はクリアー塗装無し、メンテナンス性重視はクリアー有り、と言う感じになります。
ただし、クリアー塗装無しは保護膜となるクリアー膜が無いので、徐々に酸化により白濁りしてきます。
酸化白濁りはDIY手磨きで解消にはなりますが、定期的にメンテナンスをしながら維持していく必要があります。
一方クリアー塗装有りは、クリアーが保護膜となるので、酸化白濁りはしませんが、鏡面無垢の状態に比べると1〜2割程ギラっと感が引けます。
また、いずれクリアーの下に水分が混入し、それが白錆となります。
白錆は、クリアーを剥離し素地を磨かなければ除去になりませんので、DIY処理は出来ません。
以上のように、ポリッシュに対するクリアー塗装有無はどちらも一長一短あります。
今回は、鏡面感重視でクリアー塗装無しご希望でしたので、これで完成となります。
アウターリムクリアー塗装する場合は、オレンジ塗装焼き付け後クリアー塗装前にアウターリムをポリッシュにし、一番最後に丸ごとクリアー塗装にします。







