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C32ローレル純正ホイール フルオーバーホール修理

2015年11月17日
C32ローレル純正です
r前




四半世紀昔のホイールですので、腐食、傷みが酷いです
r前アップ




このホイールかなり厄介です
作りが今で言う溶接2ピースなのです。
リムとディスクが分かれているのがわかります
r前アップアップ




裏を見ると矢印部分で溶接されています
r溶接跡




表面はダイヤモンドカットなので、同じく仕上げるには分解する必要があります。
同型1Pの場合はなんら問題はありません



かなりの金額になってしまいますが、溶接カットで分解、各部位ごとに個別作業、
再溶接にて組み付けの作業でいきます



まずは外注にて溶接部分をカットし分解してもらいます
r溶接カット

r溶接カット後




分解さえできれば後はいつもの作業です
ディスクの塗装剥離下地研磨からパウダーコートシルバー
画像ありませんが、最後に天面のダイヤモンドカットです
rディスク剥離




リムも研磨し、汚れと腐食の除去です
腐食が深いので部分的に虫食い跡がやや残ります
rリム研磨

rリム腐食




アウターは元々はダイヤモンドカットですが、分解してディスクがなく、ダイヤモンドカット3D旋盤に固定できないので
擬似ラインを入れたバフ仕上げにパウダーコートクリアーです
本当はインナーもクリアー丸塗りすればよいのですが、再溶接時に塗膜が邪魔になるため
インナーは素地仕上げです。
rリムポリッシュ

rリムクリアー

rディスクシルバー




センターキャップの堀ロゴ部分をブラスト研磨、パウダーコートガンメタ塗装
rセンターキャップブラスト

rセンターキャップガンメタ




元々はセンターキャップもダイヤモンドカットですが、後加工では出来ないので
アウトリム同様に擬似ラインを入れたバフ仕上げにクリアー塗装です
rセンターキャップポリッシュ




最後にリムとディスクを再溶接して組み付け長きに渡る作業の完成です
r後


r後斜め


r後裏


r後斜め2


r後アップ1


r後アップ2


r後アップ3


r後アップキャップ



今回は当社を含め3社の手による修理、加工になりました。
業者間を行ったり来たりでこのホイールは全国旅行してます(笑)
そのため、各業者の作業合計で約2ヶ月半程かかり、金額ももし新品が売っていれば
新品の方が全然安く買える位かかりました。
金額の問題ではなく、オーナー様のこのホイールへの思い入れのプライスですね