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古いベンツ純正ホイール バレル研磨ポリッシュ加工でリフレッシュリメイク

2016年7月23日
かなり古いベンツの純正ホイールです
ベンツ前




良く見るとちょっと不思議なのがわかります
表面だけバフポリッシュ、ウインドウはなんとなく光沢のあるサンドブラスト肌になっています
これをみてまず想像するのが、元々シルバー丸塗りのタイプを塗装剥離して
表面だけバフ掛け、バフ目もたくさんありますし、ウインドウも中途半端な処理です。
後加工でこのように加工したのだな、と。
ベンツ前アップ


が、お客様にそうご指摘をすると、この仕上げ処理のホイールが当時一部であった、と・・・
お恥ずかしながら知りませんでした。いかにも後で加工されたような仕上がりだったので
てっきりそう思い込んでおりました。逆に勉強になりました。
さて、わかったところで崩さずにオリジナルに復元します。

まずは塗装剥離、表面の下研磨をします
ベンツ研磨




バレルの荒研磨へ投入
ベンツ粗研磨




追ってバレルの仕上げ研磨に投入し、一旦丸ごとポリッシュにします
ベンツ仕上げ1

ベンツ仕上げ2




3Dポリッシュとしては完璧な仕上がりですが、3Dポリッシュ=オリジナルではないので
ウインドウを残してマスキングで隠します
ベンツマスキング




ウインドウだけをサンドブラストを当てて曇らせます
ベンツブラスト




これでも駄目ですよ
オリジナルは中途半端にボヤっとしてますので、バレルの仕上げ研磨を一瞬だけかけて
なんとなくボヤっとさせます
ベンツウインドウ仕上げ




左がサンドブラストをかけただけの肌 : 右がボヤっとさせた肌
ベンツウインドウ比較

この微妙な感じわかりますか?
今回この表現が一番難しかったです



最後にパウダーコートクリアーを丸塗りです
ベンツクリアー




焼き付けて完成です
ベンツ後


ベンツ後斜め


ベンツ後アップ1


ベンツ後アップ2


ベンツ後アップ3




バレル研磨によって側面とインナーも光沢ポリッシュになりますが
オリジナルの側面とインナーはそこまで光沢は無いので
あえて研磨で光沢を落としてあります
ベンツ後裏




単純に3Dポリッシュにするのではなく、細部までオリジナルに合わせて肌を調整しました
微妙な表現が難しい一品でした