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いすゞ 117クーペ純正ホイール フルオーバーホール修理

2018年8月7日
北海道からのご依頼、いすゞ117クーペ純正ホイールです。このタイプですと1970年代後半のモデルのはずなので、40年程昔のホイールになります。保管状態も悪かったのか、見事に腐食していて見るも無残な状態です。部分的に切削になっておりますが、切削面は間違いなく浸食は残るだろうと想像しながらの作業になりました。



《塗装の剥離から下地処理です》
塗装の剥離というよりも、塗膜の残りカスが付いているような程度です。
サンドブラス研磨後にバレル粗研磨にかけます。画像がありませんが、一旦ブラック塗装をします。




《天面&リムの切削仕上げ》
元々製造時は、リムとディスク天面は旋盤機械加工による切削ポリッシュですが、あまりに腐食が酷いので、機械加工の切削ポリッシュでは浸食跡や巣穴だらけになります。
詳しくは古い鋳造ホイールのダイヤモンドカット加工時に出る巣穴についてを参照下さい。
よって、今回はブラッシュドと同じ方法で回転研磨での切削ふう仕上げにしました。





《クリアー塗装です》
入庫当初では、クリアー塗装はおそらく出来ないだろうな・・・、と思いましたが、腐食浸食が当初の予想よりも除去出来ましたので、ある程度のパウダーコート塗装時の沸きは覚悟の上でクリアー塗装をします。
沸きも最小限に抑えるべくじっくりと下焼きを行ってからクリアー塗装に入ります。




《焼き付けて完成です》
部分的に僅かなプツプツは出ましたが、奇跡的に沸きらしい沸きは出ずに済みました。
40数年前のホイールを現代の技術で蘇りました。