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パナスポーツG7C5C 17インチ フルオーバーホール修理

2019年7月5日
パナスポーツG7C5Cの17インチです。
古いホイールですので、相応に傷み、劣化があるのは当然で、綺麗にフルオーバーホールご希望で東京都よりご依頼いただきました。




◎インナーリムのブラック塗装
インナーリムはシルバーからブラックへ色変えです。
インナー側は車へ装着してしまうと洗えませんので、汚れが目立たないようにブラックをご希望される方が多いです。
塗装剥離、回転研磨で下地を整えてからブラックをパウダーコートです。





◎アウターリムのポリッシュ加工
アウターリムは回転研磨後にバフ磨きでポリッシュにします。
普通はこれでポリッシュとして完成ですが、当社の場合はここからさらにバレル仕上げ研磨にかけ、バフ目やムラの無い綺麗な鏡面ポリッシュにまでもっていきます。
今回は輝き重視でクリアー無しをご希望されました。



◆◆◆ポリッシュに対してのクリアー有り無し比較◆◆◆

【クリアー有りのメリット】
・クリアーが保護膜になるので酸化白ボケはしません。

【クリアー有りのデメリット】
・クリアーと言えども塗膜分僅かな濁りは出ます。
・塗膜と素地の間に水分が混入し、いずれは白錆びが出てきます。
 特にピアスボルトでリムを直に締め付けるタイプは、ピアスボルト周辺の白錆びが出やすい。
 白錆びは、リム/ディスク分解し、クリアー剥離からポリッシュ再磨きしなければ落ちません。


【クリアー無しのメリット】
・素地鏡面の光沢その物を表現出来ます。

【クリアー無しのデメリット】
・保護膜が無いので、徐々に酸化白ボケしてきます。
 酸化白ボケは市販の艶出剤を使い手磨きで復活しますので、定期的なメンテナンスが必要。


このようにポリッシュに対してのクリアー有り無しはどちらも一長一短あります。
常用するお車でしたらクリアー有り、イベント用車両や、限られた時にしか乗らないから輝き重視と言う事でしたらクリアー無しで鏡面の美しさを表現する、と言う事になろうかと思います。
輝き重視かメンテナンス性重視か、と言う事ですね。

ポリッシュに対してのクリアー有り無しの比較は「ホイール鏡面ポリッシュのクリア塗装有り無しの比較/手入れ」でも詳しく解説していますのでご覧ください。



◎ディスクのシルバー塗装
ディスク塗装工程の画像がありませんが…
元々はガンメタでしたが、シルバーに色変えします。
以下の工程での再塗装になります。
①塗装剥離
②サンドブラスト研磨
③バレル粗研磨
④シルバーパウダーコート
⑤クリアーパウダーコート



◎組付けて完成です