SSRケーニッヒをブラッシュド+ステップリム換装18→19インチ化
2022年8月31日
ケーニッヒにはディスモンド製とSSR製があり、今回はSSR製ケーニッヒの18インチです。お客様で分解されてディスクだけでお預かりです。
元々ケーニッヒはリバースリムですが、ステップリムに換装で18→19インチ化とフルブラッシュドでカスタムご希望で、埼玉県よりご依頼いただきました。
リバレルリムは早い時で1.5ヵ月程、遅い時で3ヵ月程からそれ以上、もしくは次期生産未定（納期未定）と言うことも多々ありますので、先に発注を済ませ、入荷までの間に出来る作業を進めておきます。
今回はアウターリムもインナーリムも4本ともですので、ディスクの作業を進めていきます。
ケーニッヒのエアーバルブはインナーリムに付いていて、L字で表まで立ち上がっているタイプで、エアーバルブが通る部分ディスクがU字に開口されていますが、お預かりのディスクはエアーバルブの通るU字開口部分は溶接で埋められていました。
が、表面上だけで中身まで溶けこんでいないため、割れていました。
割れ部分をV時に削り落として開口し溶接し直ししてから、加工屋さんへ依頼して、ピアスボルトのザグリを作ってもらいます。
今回はリムもディスクもフルブラッシュドご希望なので、まずはディスクをブラッシュド加工します。
スポークのケーニッヒの文字は塗装で入れますので、文字抜きでマスキングシートを切り出します。
位置決めして貼り付け、周囲は囲って黒で色入れします。
最後はパウダーコートクリアーで閉じるので、ここの色入れを通常の溶剤塗装で行うと、最後のパウダーコートクリアー焼き温度180℃には耐えられませんので、耐熱性の高い塗装で行います。
同時にセンタープレートとオーナメントリングもブラッシュド加工をし、パウダーコートクリアー塗装です。
ピアスボルトは黒にするので、ブラスト処理をしてからブラックでパウダーコートします。
発注から2.5ヵ月程でリバレルリム入荷です。
インナーリムはブラックにするので、洗浄後にブラックをパウダーコートします。
アウターリムはブラッシュドですので、ブラッシュド加工後にパウダーコートクリアー塗装です。
最後に組付けて完成となります。
